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異世界の魚を捕って食べてみた。



「あの魚を、どうやって捕ろうかな…」

「あっ、そうだ!! 納屋があったから、魚を捕るモノが、あるかもしれない」

ドアを開け、納屋に向かう

「変なモノないよな…」恐る恐る、納屋のドアを開ける。

「ぎぃぃぃぃぃ~」

「怖いわ!!」「明るい時間で良かったよ…」

「納屋も、長く使ってなさそうだけど、埃は被ってないな…」

「なんか、住人が居なくなった時から、時間が止まったような感じだな…」

「何が置いてあるんだろう?」

「弓か矢もあるぞ?あれは、剣か?西洋っぽい剣だな」

「この世界は、争いがあるのか…」

「ナイフ・斧・鋸・金槌・釘・コテ」「一通りのモノは、置いてあるんだな」

納屋にあった道具を並べて

「一応、文明は、あるようだな」

「しかし、武器か…」

武器以外のモノは、納屋に戻し部屋に戻る。

「この剣もナイフも、刃毀れも無く手入れがしてある。」

剣とナイフは、鈍く光っていた。

「弓の弦も強く引いても、壊れない…」

「弓を引いた事は、ないんだけどな」

「あっ!!この弓なら魚を、捕れるよな」弓を持ち川へ向かう

川から溢れるほど、魚が泳いでいる。

「これなら、目を閉じても当たりそうだな」弓を引いて構える。

「魚の狙いどころは…エラの辺りか、頭だったかな」

「ヨーシ」狙いを定めて弓を射る

「シュン!!」弓が、狙った魚に向かって飛ぶ

「当たった!!狙った場所に当たった!! 俺、弓が巧いのかな?」

「で…当てた魚を、どう取るか考えてなかったよ…」

「川に入ったら、魚が逃げちゃうね…でも、川に入らないと魚は、取れない…」

仕方なく川に入る、

「うはっ!!冷たい…あれ?魚が逃げないぞ?」魚が足に当たっても逃げないで泳いでいた。

弓が、当たった魚を掴み取る

「この魚達、逃げないなら手掴みできるんじゃあないか?」魚を手で掴んでみた。

「へっ…手で掴めるじゃない」簡単に魚を掴んで捕れた。

「ぐぅぅ~」魚を捕まえて…魚を見てたらお腹が減った。

近くに生えてた木の枝を折り持ち帰った。

家に戻り、魚のウロコとエラを、ナイフで取り除き

「この魚って内蔵も食べられるのかな?」匂いを嗅ぎ確かめる。

「クンクン…」「この魚、川魚なのに生臭くないぞ…」

「このまま焼いても、美味しく食べられそうだな」

「あっ…火ってどうするんだ?」「マッチ…なんて無いよな?」

「ライター…ある訳ないかーどうする!!」竈の入れた薪を見る

「はぁ…魔法使えたらなー火魔法が使えたら…」

薪を触り「…」火 イメージが頭に浮かぶ

「ぼっ!!」「えっ?火が着いた」

「薪が燃えるイメージを、思い浮かべたら火が出たよ!!」

「とりあえず、魚を焼いて食べてから考えよう」

「ぱくっ」魚を頬張る

「うぅんま~い!!」「なんだこの魚美味い!!」

「ちょっと、ピリっとするが、うま~い!!」           

「食べた食べた。釣り人なら魚を、釣って食べたいんだけどな」

部屋の中を見渡し

「ここの家主は、いったい何処へ行ったんだろう…」

「薪もキレイに、積んであるし、食器も整頓してある。」

「ふらっと出かけたにしては、キレイ過ぎる…」

「ん?」「棚にある壺には、何が入ってるんだ?」壺を取って、中を見た。

「半透明の粒…もしかして、塩なのか?」指に取り、恐る恐る舐めてみた。

「うんっ、これは、塩だ!!」「こっちの壺には、何が入ってるんだ?」壺の中を見る

「黒い種のような、粒が入っているな…黒コショウか?コレ」一粒取り出し噛んでみた。

「カリッ、ほんのり辛い…黒コショウだ!!」

「塩と黒コショウ、こりゃー料理の幅が広がるぞ~」小躍りして喜んだ。

「あぁ…忘れるところだった…」「火の魔法だよな…」

「…」火「火を思い浮かべたんだっけ」

「あれっ?火が出ないぞ」「燃えるモノを前にしてないからか?」

「薪を持って…」「…」火 薪が燃える様を思い浮かべた。

「ぼっ!!」「薪に火が着いた!!」

「義孝は 火を着ける事を 覚えた…」

「って アナウンスは ないのかーぃ」

「まぁ…こんなもんだよな…」

「異世界にも 色々と事情があるんだろう…」

「でもさ 俺が知ってる異世界モノってさ」

「神様が出てきたり 綺麗で ボンキュッボンな女神が出てきたり」

「超性格の悪い女神や ぐうたらな女神達が出てくるのにな~」

「おっさんは ボンキュッボンでキレイな、女神を希望しま~す」

「もっと異世界らしい魔法が使えて、フラグやら立ってさ~」

「いや…フラグは立たなくていい!!です。」「はい!!」一人で騒ぐ義孝だった。

「さーて、余分に捕った魚を、三枚おろしにしてと」

「切った魚の身に、塩をまぶしてと、外に吊るす。」

「誰かに、魚を盗られないだろううな…」辺りを見渡す。

「そいえば…魚はいるけど…動物を見ないな…小鳥すらいない」

「鳥の鳴き声も、聞こえて来ないし…なんでだろう」

「もう夕方か…暗くなってきたけど…部屋の明かりは、どうするんだ?」部屋の壁を見る

「あれは、明かりを置く場所か?」壁に皿の様なモノが、数ヶ所置いてあった。

「電気は、無いよな…ロウソクか?ランプ?見たところ、無いよな…」

「もしかして、これも魔法で火を着けるのか?」

「…」火「皿に火が着いてるイメージを、思い浮かべた。」

「おぉー火が着いた。これで明かりを取るのか…」全ての明り取りに、火を灯した。

「へぇー明るくなるもんだな」部屋が、明るくなった。

「そういえば…お風呂は、無かったな…」

「お風呂の事を、考えたら入りたくなったよぉー」

「ふぅ…寝よ」眠りについた。





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