あの言葉の意味は…こういう事か…
翌朝
「おはよう」「だっ…」
「むぉぉおーん」外から大きな叫びが聞こえた。
外に出るとクィーンサンドワームが、サンドワーム達を引き連れて待っていた。
辺り一面サンドワームの群れ、殺気は、その中の一体からも感じなかった。
義孝
「おはよう、クィーンサンドワーム・サンドワーム」と挨拶すると
サンドワーム達は。お辞儀をした。たぶん昨夜の話を承諾してくれて、
一家?総出で、挨拶をしに来てくれたようだ、
ふと、オアシスを見ると…多くの魚が飛び跳ねていた!!
義孝
「昨夜の今で…この魚の量…ってなんだよ?」
「まぁ…一夜で、魚が、これだけ増えるなら、食べ物に困らないか…」
「それより、少しオアシスを大きくするか…」
「…」ウォーター中「オアシスが広がった」
「2倍くらいの大きさになったかな」
サンドワームの群れを見ると 何体かは、怪我をしてるようだった。
義孝は、怪我をしたサンドワームに近づき、アイテム袋から薬草を出し
サンドワームに、与えようとしたが、
治療魔法も使えるのか試してみようと思った。
「怪我を治す…ヒールだっけ?」
[…」ヒール サンドワームの傷が治って行く
「サンドワームの皮膚を触ると…ん?」
「なんだ!!この肌触りは、絹の様な肌触りだった。」
サンドワーム達は、顔を上下させて、お礼?をしながら去って行った。
「さーて…」
「オサーム達には、魚を食べて生活してもらえるだろうか…」
「サンドワームの皮膚の肌触り…剥いでも同じままなら…売れそうだよな…」
「状況が、分かるまでは動かないでおこう」
そして、夜が更けた。
男達
「おい、あそこに火が見えるぞー」
「なんか、水も見えないか?」
「おぉ~オアシスじゃあねぇーか!!」20人程の男達がラクダに乗って、やってきた。
「なんだぁーこの建物は?見た事もねぇーぞ」一人の男が言う
「おぅ、じゃまするぞー」
「兄ちゃん、一人か?」の声と共に数人の男達が、入ってきた。
その他、十数人は、武器を持って外で待機してるようだ。
義孝
「あぁ…一人だが?」
ラクダだ…ラクダ…
ボス
「そりゃーちょうど良かった。コレと」建物を指差し
「オアシスは、俺らが、もらってやるよ」
「ぎゃははは」外で大笑いする声が、闇夜に広がる
義孝
「それは、困るな~これから、やる事があるんだけど」
ボス
「やる事?なんだそりゃー わははは」高笑いをする。
「兄ちゃんには、先は、無いんじゃあねぇかー?」
「素直に、ここを明け渡すなら別だが」
男達
「そりゃーそうだ、がはははっ」外で大笑いする
「俺らはよぉー、サンドワームを狩って、皮を剥いで売ってるんだよ」
「狩する場所を、探してたら、家とオアシスが、あるじゃねーか」
「こりゃー拠点に、するしかないよなーみんな~」
「そりゃーそうだ!!」
義孝
「狩をする人って、あなた達だけですか?」
ボス
「俺がボスで、今ココに居るヤツの他、もうすぐ合流する、三十人と合わせて、五十人ほどか」
義孝
「そんなに、いるんですか…」
ボス
「男は、諦めが肝心だわな、兄ちゃんよぉー」
義孝
「そうですか…」「明け渡せばって、俺を殺す気、満々ですよね?」
ボス
「めんどくせぇーからな、ガハハハっ」外の男達が、騒ぐ
男達
「ボス!!変だ!!夜にサンドワームが居る!!」「うわーこっちに向かって来るぞー」
ボス
「なんだとー!!」「どう言う事だ!!」
義孝
「律儀だな」
ボス
「なんだと?」
義孝
「いや、独り言」アイテム鞄から剣を取り出す。
ボス
「その剣…どこから出した!!」
義孝
「たぶん、あなた達は、話し合っても分かってくれなさそうだし、律儀なアイツらを守りたいし」
「サンドワームは、オアシスを、守ってくれると約束してくれたし」
ボス
「ヤル気か?お前」二十人相手だぞ?」
旅立つ日の朝を思い出した
声
「これから、あなたに、色々な出来事が起こります。」
「気をしっかり保って、立ち向かいなさい」
義孝
「…」
「そうか…立ち向かうって、人を…人を殺す事も含まれるのか…」
ボス
「なっ、なにを言ってる…」
義孝
「…」剣を ヒュンっと横に振る、斬撃が閃光のように光る
そこに居た。すべての男達が、立ったまま息絶えた。
「なんだ…この剣の威力は…そう言う事か…」
「気をしっかり…か」「手応えが無いだけ…マシか…」
「サンドワーム達…悪いけど、この人達を、地中深く埋めてあげて」
サンドワーム達は、男達を運んで行った。
「あと三十人は、殺さないといけないんだ…」
「人間辞めますか?だな…」
しかし、時間が経っても、男達の仲間は、やってこなかった。
それは、その後、分かったのだが、
クィーンサンドワームとサンドワームが、深く穴を掘り、男達を待ち伏せし、
砂の中に引きずり込んで始末していたのだった。