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777 20240522 水 デスマスクの話
「デスマスク」という言葉に初めて触れたのは、何かの物語だったと思う。
死者の最期の顔を形あるものとして残すという発想が、その時の私にはなかった。
「そんなものがあるのか」という新鮮な気持ちと、「気持ち悪い」という否定的な気持ちがあった。
死というものに対して、遠ざけたいという思いが強かった。
自分と何のつながりもないデスマスクはいまだに怖さを感じる。
しかしこれが、自分の親のものだと考えた時、途端に大事なものであるように感じる。
死に対する恐れを超え、故人に対する懐かしい感情がよみがえるよう。
ただ、実際にやるかどうかは別だ。
自分が死んだ後の扱いに困りそう。
手をかたどることもあるそうで、そちらはまだ残しやすそうな気がする。




