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馬鹿男

作者: Jyack

ねぇ、少し聞いてもらえるかな?

あのね、とってもくだらない事。なんだけど、あたし、あなたのこと信じてた。ってこれ、嘘なの。

今さら気づいたの、

あたし最初からあなたのことなんて信じていなかった、きっと。

あんたも、あたしのことなんて好きじゃなかったでしょう。ただその辺の女と変わらなかったんだわ。

どうすれば、よかったのかなって時々考えるんだけどさ、悪いのはあたしじゃないでしょう?お互いの魅力がお互いに感じられなかった。そうでしょう。そうなんだよね。

あたしゆっくり自分に言い聞かせるよ。


彼女の声はかすかに懐かしくて、あたしの心の引き出しの、いつも手前にある。

彼女の暗さを、彼女自身が明るいメッセージにのせて誤魔化してるんだよね。押し殺してるような。そこがね、なんか、好き。

惹きつけられるような人。


あたしは、あなたのこと馬鹿男って言えない。まだ今は。あたしも馬鹿女だから。

誰かのこと惹きつけられるような人じゃない。あたしはそこ、重要なポイントだと思うの。だから、見ててください。

いつかあんたを惹きつけてみせるよ。




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