お昼ご飯と後輩と
連続
キーンコーンカーンコーン♪
「やっと昼だぁ〜。」
さっさと弁当を食って由奈ちゃんで癒されるぜ!
「瑞希ー!!!」
これは何時もの事だ。有紀は昼には必ず俺のクラスへ来て一緒に食べる。しかも有紀に付いて後輩の美咲ちゃんが…
「先輩。お昼を一緒に食べましょう。」
こいつも苦手だ。無表情で何を考えているか分かりずらい。
「あぁ、うん分かったよ。」
当然こんなクラスカースト最底辺のような俺と可愛い(世間一般では)女の子とお昼を一緒するなんてすごく妬まれます。
クソッ、イチャイチャしやがって…
瑞希に呪いあれー!
やっぱりあいつはころsだから怖ぇよ!!!
クラスの嫉妬の声をBGMに昼飯を食うのが俺の日課と化している。
「それでね瑞希ったら今日もさ〜ーーー」
「やっぱりいつもの先輩ですねーーー」
こいつらの話は大体聞き流したり適当に返事をしてスルーしている。
てか、もう何時もの事ながら委員長がこっちをめっちゃ見ている。そんなに一緒に食いたいなら来ればいいのに…そして俺が抜ける!
「ご馳走様。さて由奈ちゃん由奈ちゃん〜♡」
俺は昼休み中由奈ちゃんを眺めるつもりだ。しかし、やはり妨害が入る。
「聞いてるの?瑞希?」
「先輩聞いてるんですか?」
うるさい俺は由奈ちゃんを眺めるのに夢中なんだ。
「おーそうだな。やっぱ蕎麦には福神漬けだよな。」
「いや、何の話!?」
知らん。由奈ちゃんしか眼中にない。
こうして昼休みが過ぎて行ったーーー