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有り得たかもしれない。

そんなものしかかけません

俺は毎日が楽しい。学校に行くのがすごく楽しみで仕方ない。

今まで彼女、由奈ちゃん一筋で過ごしてきたが。

遂に、念願の夢が叶ったのだ。

そう!由奈ちゃんと恋人どうしになるという夢が!


7:30待ち合わせ場所に彼女が居る。

彼女を見ると鼓動が激しくなる。


「あ!瑞希君ー!」


俺の彼女が俺を見つけ笑顔でこちらに手を振ってくれている!これ程幸せな事があるだろうか!


「ゆ、由奈ちゃん。おはよう!」


「おはよう瑞希君!」


すると由奈ちゃんはあろう事か俺の右腕に抱きついてきた。

む、むむむ胸がががががが!

童〇の俺には些かキツすぎやしませんかね!


「ゆゆゆ、由奈ちゃん!?」


「なにー?嫌なの?」


「いいいいいいやそんなことはないぜよ!」


つい焦って口調がおかしくなってしまった。

失敗失敗。


「付き合ってるんだし普通だよ?」


「そそそ、そうだよね!」


うわぁぁぁぁぁぁ!胸が!右腕が幸せだ!


「い、行こうか。」


「うん!」


あぁ〜天使だ…

ん?なんか視線が…


「げっ!?」


振り返って見ると有紀が電柱の後ろから物凄い形相で、彼女を射殺さんばかりに睨んでいる。

こ、怖ぇぇぇぇぇぇ!?

お、俺は彼女を守るんだ!


「どうかしたの?」


「いや!何でもないよ!」


そうだ、彼女の笑顔を守るためなら…



学校ーーーー


「先輩、おはようございます。」


学校に着くと目にハイライトがない美咲ちゃんが…


「お、おう。おはよう美咲ちゃん。」


「おはよう美咲ちゃん!」


「…」


挨拶くらい返そうよ!?


「美咲ちゃん?」


「いえ、おはようございます由奈先輩」


「うん、おはよう!」


気づいて天然ちゃん!!!美咲ちゃんめっちゃ睨んでるよ!?でもそんな所も可愛い!


「先輩、鼻の下が伸びてます変態ですね。」


「ち、ちがわい!変態じゃないやい!」


「???」


由奈ちゃんは何もわかってないようで首をかしげている。よかったよ…


「チッ…」


!?!?今舌打ちしなかったこの子!?


「いえ、では私はこの辺で…」


こ、怖かった…


「は、早く教室に行こう由奈ちゃん…」


「うん、そうだね。」


何なんだあいつらは…



「おはよう!」


「おはよう…」


「…」


委員長も!?一体何なんだこいつらは!?

こ、怖いさっさと席につこう。

め、めっさ見てくるんですけど委員長!?!?

あ、由奈ちゃんも見てくれてる。

とりあえず手を振っておこう。


「チッ…」


委員長!?



昼休みーーーー


な、何だあいつら!?

教室のドア付近にこっちを延々と見ている有紀と三咲ちゃんがいた。

あんな所でなにしてんの!?

俺は安息の昼休みを送ることが出来なかった。



放課後ーーーー


「由奈ちゃんごめんね。ちょっと瑞希借りていくから!」


教室に入ってくるなり有紀がそんな事を言い出した。


「すいません。ちょっと先輩をお借りします。」


「私も混ぜてもらっていいかしら?」


今会いたくない奴らtop3が勢揃いで俺をさらいに来た。物凄いホワイレス…


「い、いや俺は由奈ちゃんと「何か用事があるの?なら良いよ!」…」


由奈ちゃんんんんんんんんん!!!!!


「うん、ありがとうね。」


「失礼します。」


「じゃあ、そういう事で。」


「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


気づけば俺は暗い部屋に監禁されていた…


「ねぇ、どういう事?なんであんな奴何かと付き合ったの?」


「べ、別に俺が誰と付き合おうとお前らには関係ないだろ!」


「関係あります!私は先輩の事を…」


「私だって…」


「クッ…俺は由奈ちゃんが好きなんだお前らなんか知らねぇよ!」


「「「…」」」


「な、なんだよ…」


いきなり黙り出したぞ…こ、怖い。


「「「そんなこと…」」」


は?


「あ?何だって?」


「「「そんな事言う瑞希(君)(先輩)なんか要らない。」」」


何をとち狂ったのか刃物を出してきた。

刃物はいかんでしょ刃物は!


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


「ハッ…ハッ…ハッ…夢か…」


お、恐ろしい夢だった…

由奈ちゃん…


その日私達に対する態度が物凄い優しかったと女性陣は語る…

由奈ちゃんと付き合うとこうなるかも?

てかキャラが有紀と被ってね?

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