また
「別紙ってどれのことだ?」
カバンの中の物を引っ張り出しながら眷属の紋章に関する資料を探す。
「まさか・・・店主が渡さなかった?」
そう思い至ったグレイスは、ぶちまけた物を片づけ、立ち上がる。
「・・・?」
エレイナはグレイスの行動に首を傾げていたが、グレイスはエレイナの手を引いて走り出す。
「え!?」
エレイナは驚きの声を上げるが
「話は後だ、今は黙ってついて来てくれ」
そのまま困惑したままのエレイナを連れて、エレイナを買った薬屋へと向かう。
契約書は渡したのになぜ、眷属の紋章についての書類は渡さなかったのか。
理由は簡単だった。
「はぁ?お前何言ってんだ?眷属の紋章?それについての書類はあるが、そんなもの必要ないだろ。」
奴隷に好意を持つという発想自体がありえない事だから、書類を渡す必要が無かった。
ただそれだけの事。
「必要ですよ。契約書には眷属の紋章についての記載はされていますが、詳しい事は何一つ書かれていない。もしも、何かの手違いでその眷属の紋章が発現したらどうするんですか」
店主はグレイスの言葉に苦虫をすり潰したような顔 をして渋々その書類を出す。
「書類はこれだ。しかし、タダではやれねぇ」
しかし、店主はグレイスの手から書類を逃す。
「分かりました。では、もう1人奴隷を買いましょ う。その奴隷の値段の倍額で。」
どうも、Chionauthです。
ペンネームの変更につきまして、ご報告をさせて頂きます。
旧名の雪月華からChionauthへと変更させて頂きました。
その理由はと言いますと、「雪月花」というペンネームの作家様が既におられ、ペンネームがあまりにも似ている為、変更をしました。
これからも、Chionauthとして私並びに、俺の嫁は奴隷だけど何か?をよろしくお願いいたします。




