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超えて行く者(異世界召喚プログラム)  作者: タケルさん
第四章 為すべきこと
210/225

209話 9ヤードをお見舞いしろ!

 「あっれれぇ? ひっくすせんせい! ここを見てくださぁい!」


 ヒュッケが間の抜けたような棒読みセリフでヒックスさんを呼んでいた。


 「どうされましたヒュッケ様? これは!? もしや岩塩では? ヒュッケ様お手柄ですぞ」


 「ほんとぅですかぁ?」


 「ヒックスさん、兵士達も連日の強行軍で疲れていると思います。これから先はグレートドラゴンの領域ですから、部隊の進行は一時停止させて兵達に塩の摂取と鋭気を養わせてはいかがでしょうか?」


 演技のセリフが完全に棒読み状態だったヒュッケを見かねて、ボロがでないうちにと慌てて部隊をここで休ませるようヒックスさんに進言する。


 「そうですな。確かに、ここまでかなりの強行軍でした。これより先は兵士達をゆっくり休ませる機会は無いかもしれません」


 「そうですよ。ヒックス先生、ここで部隊を休ませましょう」


 「ヒュッケ様……わかりました。よし! 全軍停止せよ! ここでしばらく休憩を取る事とする。衛生兵! 急ぎ塩を全部隊に配給するように。特に、体調を崩している者には優先して配ってやってくれ」


 「はっ!」


 よし、ここまでは計画通りだ。


 「ヒュッケ」


 「はい、達也さん。ヒックス先生お話があります」


 「ヒュッケ様?」


 ヒュッケに小声で合図すると、ヒュッケがヒックスさんに話し掛ける。


 「ヒックス先生、今からグレートドラゴンを倒してきます」


 「ヒュッケ様」


 「僕ならやれます」


 ヒックスさんが驚いたような顔でヒュッケを見ると、ヒュッケが意志の篭ったような瞳でヒックスさんを見返す。


 「……わかりました。ならば、我らもお供いたします」


 「待って下さい。ヒックス先生の気持ちは嬉しいのですが、足手まといにしかなりません」


 「ぐっ!? それは……」


 覚悟を決めたかのような顔で申し出たヒックスさんに、配慮のできない子供のヒュッケがストレートに辛辣な言葉で返答すると、ヒックスさんが苦しそうな顔をする。


 「無駄な犠牲は出したくないんです。お願いですから、僕が倒すまでここで待っていて下さい」


 「わ……わかりました。ヒュッケ様、御武運をお祈りいたします」


 「はい、ヒックス先生。僕に任せて下さい」


 元気に答えたヒュッケとは対照的に、ヒックスさんは何かを堪えているような複雑な表情で答えていた。


 ヒックスさん、気持ちは痛いほどわかるぜ。


 守るべき対象から守られる。

 男として、これほど屈辱的なものはないからな。


 だが、己に力が無いのだから仕方がない。

 守られて悔しいのなら、自らの腕を磨くしかないんだ。



 ヒックスさんにこの場所で動かずに待っていてもらうようにお願いすると、セレナとヒュッケの3人でグレートドラゴン討伐に向かう。


 「セレナ、どうだ?」


 「うー、居ないのぅ」


 「達也さん、僕達は見逃してしまったのでしょうか?」


 「いや、さすがにそれは無いだろう。なんせ、体長が5m以上はある巨体だからな。それに、ヒックスさんの話しだとそれが3匹だと言ってたんだ。居れば絶対にわかるって」


 不安そうな顔で尋ねてきたヒュッケに元気付けるように答えると、グロウラーを飛ばしては移動してセレナに上空から索敵をしてもらうといった事を繰り返した。


 そして、やっとのことで標的のグレートドラゴンを発見する。


 「たっつん! あっちの林に、図鑑の怪獣の絵とそっくりのどらごんが3匹居るのぅ」


 「よし、見つけたか。おい、ヒュッケ! 見つかったようだぞ」


 「え? あ、はい」


 なんだか落ち着かないようすのヒュッケの返事を聞くと、グロウラーに乗ってグレートドラゴンの近くまで一気に移動する。


 「ここからは、気づかれないようにゆっくり歩いて進むぞ?」


 「わかったのぅ!」


 「…………」


 「ヒュッケ?」


 セレナの元気な返事とは対照的に、下を向いて無言のままだったヒュッケに確認する。


 「え? あ、はい。わかりました」


 「じゃあ、匂いで気づかれないように風下から回り込むからな?」


 カールグスタフ無反動砲の最大射程は700mなので、最低でもそこまでは距離を詰める必要がある。

 確実に当てるのならば300mまでは接近したい所だ。


 木陰から木陰へと、グレートドラゴンに気づかれないように注意して移動する。

 近くにあった手頃な木陰に身を隠してスコープの照準を調整していると、今まで下を向いて何かを考えているようだったヒュッケが突然かばりと顔を上げた。


 「達也さん、お願いがあるのですが」


 「うん? なんだ? 今からグレートドラゴンを仕留めるんだ。後にしてくれないか?」


 「それなんですけど、1匹だけ僕に戦わせてくれませんか?」


 「え? ……ヒュッケ……あれとやるのか?」


 「はい」


 ヒュッケがしっかりと首を縦に振るが、体の方はがたがたと小刻みに震えていた。


 明らかに格上の相手。

 そして、間違い無くヒュッケもそれを自覚している。


 それでもやるというのだから男の覚悟を無碍にはできない。


 「そうか、わかった。だが、さすがに無傷の状態のグレートドラゴンと戦わせるわけにはいかないからな。先に最低限の手傷は負わせてもらうぞ? それと、危険だと判断した時は迷わずに俺が倒す。それでいいか?」


 「はい、その時はお願いします」


 2匹のグレートドラゴンを手際よく仕留めると、ヒュッケが戦うグレートドラゴンには12.7mmを手足に5発ほどぶち当ててやった。




 「うおおお! いりゃあ!」


 ヒュッケが気合と共に槍を薙刀のようにして斬りつける。

 だが、グレートドラゴンの鱗は思った以上に硬いようで刃先が滑るように流されてしまう。


 今度はグレートドラゴンが、鋭い鉤爪で上から振り下ろすようにヒュッケを攻撃してきた。

 ヒュッケは槍を盾のようにして攻撃を受け止めようとしたものの、無残にも吹っ飛ばされていた。


 ちなみにセレナはヒュッケの近くでスタンバイしていて、俺はと言えば狙撃に適した100mほど離れた場所から対物ライフルのヘカートのスコープでヒュッケの戦いを覗いている状態である。


 あれだけの手傷を負っているのに、あのヒュッケが攻めあぐねている。

 グレートドラゴンはいったいどれだけ強いんだ?


 「うーん、もう少し手傷を負わせるべきだったのかな? でも、何だかグレートドラゴンの凶暴性が増してるような気がするんだよな?」


 そう言えば、手傷を負った獣は怖いと聞いた事があるな。

 逆効果だったのかな?


 ヒュッケには危険だと判断したら俺が倒すとか言っちゃったけど、ヒュッケのやつも強くなりすぎてしまって、正直どちらが優勢とか判断が出来ないレベルの戦いになってるんだよね。

 なんて言うのかな? あれだ、ボクシングの試合とかでどっちが勝ってるかよくわからない殴り合いみたいな状態?


 俺には押してるように見えるんだけど、ヒュッケの近くでセレナがおろおろとしているから、ひょっとするとぎりぎりの戦いなのかもしれない。


 これ、もうわかんねえなあ。

 ここは、さっさと俺が倒してしまうべきか?


 フッ、今俺が倒さなければヒュッケは死んでいたぞ? とか言って。


 そんな事を考えていると、まだずいぶんと遠くを移動していたのだが、数百人の兵士を率いたヒックスさんがヒュッケの戦っている場所に向かって走っている姿が見えてきた。


 なにぃ!? ヒックスさんがどうして此処に!


 「ヒュッケ様~! 我らも戦います!」


 「え? ヒックス先生?」


 ヒュッケも驚いたような顔をして、グレートドラゴンと戦いながらヒックスさん達の方にちらりと視線を向けていた。


 なんてこった。

 ヒックスさん堪えきれずに加勢にきちまったんだな。


 はあ、思いつめているような顔してたもんな。


 でも、まずいな。

 グレートドラゴン相手では間違いなく死ぬぞ?


 それにしても、ヒックスさん達どうやって俺達の居場所を知ったんだよ。


 トクンと、その時何か嫌な予感が走る。


 なんだ? なんだろう……

 何か大切な事を見落としているような、とても嫌な感じがする。


 感は運とは違う。

 頭では整理できないような細かい情報の断片から、なぜそうなるかの論理的な思考をすっとばして直接答えを出しているからである。


 何か此処に居てはいけないような気がするのだが、残念ながらそれがなぜかはわからない。


 ええい! 判らない事を考えていても仕方が無い。

 それより、この状況はまずい。


 「ヒュッケ作戦変更だ! グレートドラゴンとの一対一さしの勝負はあきらめろ! セレナ! 今すぐヒュッケに加勢しろ! ヒックスさん達が到着する前にさっさと倒すんだ」


 「わかったぁ!」


 「くっ! わかりました」


 セレナが元気に返事をすると、ヒュッケが悔しそうな顔をしながらもセレナと共闘してグレートドラゴンと戦い始めた。


 「さて、必要無いだろうけど俺も加勢に行くかな」


 「たっつん! にげてぇ!」


 対物ライフルのヘカートをガンボックスに仕舞って立ち上がろうとすると、セレナが突然こちらを振り向いて緊迫したような声で叫んだ。


 なんだ?


 周りを見渡すが何も変化はない。


 ドクンと心臓が跳ね上がる。


 わからない。

 わからないけど、ここは危険だ。


 本能の命じるがままにセレナの居る場所に向かって走り出す。


 数秒後、ドシンドシンと俺の背後の森林地帯から巨大な何かを思わせる重厚な足音が響いて来た。


 気がつけば、背後に群生していた針葉樹の木を圧し折ってグレートドラゴンが飛び出してきていた。


 「なんだと!?」


 距離は10mにも満たず逃げるのは無理そうで、しかもそれが3匹というおまけ付きだった。


 危機的状況を前に精神を極限まで集中させる。

 俺の認識が加速を始めると、体感時間がゆっくりと流れ始めた。



 何でこんな状況になった?


 なんで倒したはずのグレートドラゴンが背後から襲ってくるんだよ?

 こいつら復活でもするのか?


 わけが分からねえ。


 いや、待て。

 そもそも、こいつらは俺が倒したグレートドラゴンなのか?


 「…………」


 そうか! わかったぞ。


 俺がさっき倒したグレートドラゴンは、ヒックスさん達を襲ったグレートドラゴンとは違うやつらだったんだ。


 こんな場所にグレートドラゴンが3匹も居たから、ヒックスさん達を襲ったグレートドラゴンだと俺が勝手に思い込んでしまっていただけで、恐らくは今、背後から襲って来ているやつらがヒックスさん達を襲ったグレートドラゴンなんだろう。


 でも、襲ってきたグレートドラゴンが来た方向は風下ではないのに、こいつらはどうやって俺の存在を認識したんだ?

 俺の背後は、針葉樹の木々のせいで視界は完全に塞がれていたはずなのに。


 そもそも、こんなの偶然でも無ければ見つからない、あっ!


 わかった。


 こいつらは俺を襲ってきたきたわけじゃなくて、此処に向かっていたヒックスさん達の匂いを嗅ぎ付けて襲ってきたんだ。

 不運にも俺は、真っ直ぐ向かって来たグレートドラゴンの進路上にたまたま居ただけなんだ。


 嫌な予感を感じていた理由もわかったぞ!


 ヒックスさん達は居場所がわからない俺達を探すためにいろいろと動き回ったはずで、そして、その時にグレートドラゴンを招き寄せてしまったのではないか? とその可能性にぼんやりと思い至っていたからだ。



 状況は理解した。


 倒したグレートドラゴンが復活するわけでも、無限に沸いてくるような理不尽な状況でもない。

 なら、こいつらを倒せばいいだけの話しだ。


 じゃあ、次はどうやって倒すかだが……

 恐らくは振り返ればやつらが居るだろう。


 さて、困ったぞ。

 1発で倒すにはカールグスタフ無反動砲しかないわけだが、近距離だと爆炎にまきこまれるし相手は3匹で連射もできない上にリロードまで5秒も掛かるから論外だ。


 じゃあ、他にグレートドラゴンに有効なダメージを与えられる武装と言ったら何がある?


 スラグ弾を装填したショットガン、HEDP弾を装填したグレネードランチャー、対物ライフルのヘカート、重機関銃のブローニングかな。


 スラグ弾を装填したショットガンでは、全弾発射して1体を撃破できるかだから駄目。

 HEDP弾を装填したグレネードランチャーは、カールグスタフ無反動砲と同じ理由で駄目。

 ヘカートではこれだけの近距離だし連射もできないから駄目。


 ここはブローニングの出番か?


 それも駄目だな。

 この距離では、とてもじゃないが倒しきる前に肉薄されて食い殺されるだろう。


 なら、どうする?


 考え方を変えよう。

 ダメージを与えるではなくて、視界を塞ぐといった間接的な手段で逃げるといった方向性ならどうだ?


 真っ先に浮かぶのはスタングレネードだな。

 だが、爆発まで1~2秒ある。


 取り出してピンを抜いて、そこから1~2秒……間に合わない。

 駄目だ。


 どうする?


 さらに視点を変えてみよう。

 武器ではなくて道具ならどうだ?


 「…………」


 行けそうだ!



 俺の選択した武器は……フラッシュライトだった。


 「グゥオオオ!」


 振り向きざま、目の前に迫っていたグレートドラゴンの目にフラッシュライトの光を浴びせてやる。

 グレートドラゴンが立ち止まって絶叫を上げながら顔を背けていた。


 こんなライトの光で目が眩んだ所で、稼げる時間はせいぜいが2秒か3秒だろう。

 だが、それで充分だ。


 続けて襲ってきていた残り2匹にもフラッシュライトの光を浴びせて足を止めると、スタングレネードのピンを抜いて放り投げてやる。

 背後で強烈な音と光を感じながらダッシュでグレートドラゴンから距離を取った。


 充分な間合いを確保して重機関銃のブローニングを取り出すと、完全に棒立ち状態になっていたグレートドラゴンに大声で叫びながら連射する。


 「おらああああ! 9ヤードをお見舞いしてやる!」


 ブロオオオオオオ、ダンダンダンダンダンダン。


 重機関銃のブローニングがけたたましい音と粉塵を撒き散らしながら猛烈な弾丸の嵐を巻き起こす。

 弾丸の嵐にさらされたグレートドラゴンは、血と肉と骨を細切れのように飛び散らせながら踊り狂った。


 5秒ほどしてトリガーを戻す。

 静けさを取り戻した戦場では、まるで戦闘の終了を伝えるかのように、キン、キンと焼きついた鉄が収縮するような甲高い音だけが鳴っていた。


 「はぁ、はぁ、はぁ、どうだ?」


 荒い息を整えながら眼前を注視すると、少し前までグレートドラゴンだった3つの何かが転がっていた。


 ステータス画面で確認すると3匹ともHPは0になっている。


 「まったく、無駄弾を使わせやがって」


 安堵から愚痴を吐くと、ブローニングの連射で巻き上がっていた砂塵を掻き分けるようにしてセレナとヒュッケの戦っている場所に急いで向かった。




 「たっつん!」


 セレナもこちらに向かって走っていたようで駆け寄ってくるとすぐに抱きついてくる。


 「セレナ、無事だったか。ヒュッケ! そっちは大丈夫なのか?」


 「こっちは片付きました。それより、そっちのグレートドラゴンはどうなったんですか?」


 「問題無い。すべて片付けた」


 「はは、さすが達也さんです」


 「ヒュッケ様! ご無事ですか?」


 ヒックスさん達もようやく戦場に到着したようで、がちゃんがちゃんと鎧を鳴らしながら俺達に近づいてきた。


 「ヒックス先生! 待ってて下さいと言ったじゃないですか?」


 「も、申し訳御座いません。居ても立ってもいられず、志願した兵を連れて来てしまいました」


 開口一番ヒュッケが怒ったように非難するとヒックスさんは申し訳無さそうな顔をして項垂れていた。


 「まあ、ヒュッケそう言ってやるな。男にはな、勝てないとわかっていても戦わなければいけない時があるんだ。お前だってそうだったろ?」


 「そ、それは……。ヒックス先生すいません」


 ヒュッケが慌てたようにヒックスさんにぺこりと頭を下げて謝罪する。


 「いえ、ヒュッケ様、私が悪いのですから謝らないで下さい」


 「ふふ」


 「はは」


 ヒュッケとヒックスさんがお互いの顔を見ると、どちらからともなく2人しておかしそうに笑い始める。


 良かった。

 せっかく仲の良い師弟なのに、こんな事で不仲になって欲しくないからな。


 「そういえばヒュッケ様、こちらに向かって来る時なのですが、何やら大きな音が鳴っていたように思われたのですが? あれはいったい?」


 「え? それは。達也さん」


 ヒュッケが困ったような顔で俺を見る。


 「グレートドラゴンのやつですよ! やつらが大暴れして大変だったんですから。それより、やつらが大きな音を鳴らしましたからここは危険です。戦利品は惜しいですがさっさとここを離れましょう」


 グレートドラゴンの死骸を見られると面倒なことになりそうなので、早くこの場を離れるように誘導する。


 「確かにそれがよろしいですな。ヒュッケ様、最後に確認だけしておきたいのですがグレートドラゴンは3匹とも倒されたのでしょうか?」


 「はい、それは問題ありません」


 「うおー! ヒュッケ様、尋常じゃねえ」


 「俺達の勇者様だ」


 ヒックスさんの質問にヒュッケが笑顔で答えると、集まっていた兵士達から歓声が上がる。


 「貴様ら! 騒ぐのは帰ってからにしろ! これより、全軍拠点に向かって撤収する。待っている兵士達に、一刻も早く朗報を伝えてやらなければならんからな」


 「了解しました」


 ヒックスさんが大声で号令を掛けると、さっきまで騒いでいた兵士達が一瞬で沈黙して敬礼をする。

 だが、どの兵士達の口元にも隠し切れない嬉しそうな笑みが浮かんでいた。

ちなみに、9ヤードをお見舞いしろとは、第二次世界大戦時に使われていたM60に使うベルト給弾の長さが、9ヤード(約8mくらい)だったので、それを全弾撃ち尽くしてやれという意味です。

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