表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
考えるに  作者: 歩野
5/10

宗教

 人が宗教を持つのは理解に易しい。

 頼る物があると精神が安定するからだ。精神が安定すれば、何事も良い方向に進む。

 しかし俺は神のいる宗教を信じることができない。

 歴史を見ても今の世の中を見ても、神がいるとは思えないからだ。仮に神が存在するとしたら、そんな神などクソくらえだ。偽善としか思えない。

 俺が認めるのは仏教だけである(新興宗教は認めないが)

 ニーチェは仏教を衛生的な宗教だと書いていたが、さすがにいい事をいう。

 仏教には絶対唯一の神がおらず、宗教というより哲学なのだ。その奥は深い。

 かといって、坊主になる気はさらさらない。俺が坊主になることは、漱石が書いた小説の主人公と同じになることだからだ。

 時には何かに縋りつきたくもなるが、そんな自分を嫌悪し、精一杯自分に突っ張っている。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ