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考えるに  作者: 歩野
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 愛について語るほど物事をわかってはいない。あのゲーテをして男は四十にして本当の愛を知る、と言わしめたのだ。俺のような若造にわかる訳がない。

 しかし俺なりに考えてみる。

 愛は長くもって三年だと言われるが、あながち間違いではないだろう。

 恋愛感情を抱くという事は、良い意味で精神状態が尋常ではなくなっているのだ。

 残念ながら人間は恐ろしいほどに何事にも順応してしまう。いつまでも異常な精神状態が続くはずがない。


 根本的に愛とはなんぞや。

 恋は自分の欲求を優先し、愛は相手の欲求を優先させる。つまり愛とは、自己犠牲を強いて相手の為に尽くすという事になるらしい。

 難しい話である。

 人間は己の欲望の為にしか動かないと俺は思っている。誤解のないように言っておくが、自分さえ良ければいいという人もいれば、人の役に立つことで喜びを感じる人もいる。

 その人間の欲望がなんなのか、これが問題である。当然、世の中いい人ばかりではない。しかし一時的にしろ愛と思える行動をとる。なぜか?

 精神状態が尋常ではなくなっているからである。


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