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行列(200文字)

作者: 代田さん

昼休み。

昼食をとりに出ると、街角に長い行列ができていました。


「何だろう?」

「美味いのかな、並んでみるか」

   人

  人

   人

   人

「それにしても待つな」

「あっ、横入りすんなボケ!」

   人

  人

  人

  人

「やべ、昼休みあと十分?」

「腹減った……」

    人

   人

  人


立ちづめの足が棒のようになった頃、やっと見えてきた行列の先。

期待に胸膨らませ見上げた横断幕には、こんな文言が書かれていました。


「確定申告はお早めに」


……そういえば、そんな季節でした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] これは上手い! 横書きネット小説ならではの手法ですね。 実はぼくは『200文字小説』というのは否定的なのですが、これはそんなこと関係なく楽しませていただきました。 オチにも爆笑です。見事な…
2011/02/18 16:56 退会済み
管理
[一言] 思わずニヤッと笑ってしまいました(^-^) 読んでるうちに「人」が本当に行列のように見えてきたので、とても不思議です。
2011/01/15 23:38 退会済み
管理
[一言]  拝読させていただきました。  目で楽しむ小説ですね。斬新でした。面白かったです。  内容も「あるある」という変な共感を覚えて満足できました。行列の先のオチって妙に脱力して、あとから笑えてく…
2010/07/21 21:03 退会済み
管理
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