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詠ってみた

ハラスメントというか無神経①

作者: 月森 コウ


顔見ては

太った痩せたと

判定する

無神経さが

嫌いです



「痩せたね」

「胸あるね」

褒めてるから良いのだ、と

どちらも言う



言葉から

キャバクラ常連

察するが

場所と相手を

わきまえてほしい



太った? と聞くあの人より

痩せた? と聞くあなたのほうが嫌いです

だって、あなたは謝らないもの



努力した?

頑張ったじゃん?

違います

油も砂糖も

胃もたれするの



もう何年も

体重は変わってないの

痩せてから毎年、毎年、

「久しぶりねぇ、痩せた?」

と言ってくるあなたに

いい加減うんざりなの



「痩せたね」

「体は大丈夫?」

病気じゃないので怒り心頭

たとえガンでもあなたには言わない



痩せたなら

嬉しいはずだと

押し付ける

美醜が大事な

大事なあなた



筋肉がついたときに

「アスリートみたい」と言ってくれたのなら

嬉しかっただろうに

もやしみたいな腕の今

「痩せたね!」と言われても

全く嬉しくない



顔見知りのあなたに

赤の他人のあなたに

「恋人は?」

「結婚は?」

「お子さんは?」

と、質問されるたび

「振られたばかりです」

「離婚調停中です」

「流産して、もう産めません」

と、嘘をつきたくなるのは

きっと、私の性格が悪いの



「ベイビー」や「リトルレディ」が立派な「レディ」になったなら、

「こんなにキレイになって」と言ってもいいと思うの。

でも、シンデレラに姉たちが

「まぁ、キレイになったじゃない」と言ったら、

うまく化けたじゃない、とか、裏の意味がありそうじゃない?

自分が「シンデレラの姉に似ていない」と思っているのは

自分だけだったりするのが現実。

「こんなおじさんが言ったら気持ち悪がられる」という主人公たちのように

心配しすぎなぐらいが丁度いいと思うの。

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