馬術競技について
私がウマの魅力を語るこの作品は、小説というか説明書。ウマに興味はあるけれど、競馬を少し知ってる、馬術って何?!という人にぜひ読んでほしい。そしてウマと馬術を好きになって欲しいの!
色々なこと語るけどあくまで個人の見解だから偏った内容でも多めに見てね♪
ここからは馬術競技の種類について語っていくわよ。ブリティッシュ馬術には3つの競技種類があるの。
〈馬場馬術競技〉〈障害飛越競技〉〈総合馬術競技〉の三つよ。
格闘技に例えると、馬場馬術は空手の形ね。防御や攻撃の姿勢など一連の流れを演武として披露し審判が習熟度や動きの質などの審査項目で採点を行う。この形式はまさに馬場馬術。定められた演技を披露し、鍛錬を重ねた意思統一と、高い質の動きを審判に見せつけるのよ!
障害飛越は組手、と言えるかしら。対戦相手がいるわけではないけどね。形と違って審判が介入しない勝敗が存在するという点では一緒ね。相手を倒せるか否かという、シンプルな決着方法で決まるからね。障害を飛ぶことを拒否せず、障害に体を当てず、規定タイム内にゴールすれば負けないという決着方法。結果がすべての世界ね。
総合馬術はとても特殊。総合という名の通り高い総合力を競う競技だから馬場・障害両方のチカラが必要になってくるのだけど…
「馬場馬術で人馬の習熟度合いを見せてくださーい」
「障害飛越で結果出してくださーい」
この二つの競技の間に何故か、
「金網デスマッチやってくださーい」と生きる気力、体力、勇気、タフネス……様々な要素を求められる野外走行が入ってくるの。
馬場馬術や障害飛越しか見たことない人は野外走行を見たら馬術の印象が大きく変わると思うわ。洗練された馬場馬術、華麗な障害飛越、命を懸けた野外走行、全て魅力的だけどね。
馬術が馬場と障害の二種だけなら、二刀流大谷翔平選手になぞらえて紹介すればよかったんだけど、総合があるから二刀流では表しきれなかったわ。無視できないほど総合馬術は魅力的。馬術のすべての魅力が詰まっているわ。
しかし大谷選手ってホントすごいわよね。長い野球の歴史上、単純に最も野球が上手い人よね。そんな人のキャリア全盛期を見ていることにこの上ない喜びを感じるわ。イチロー選手は日本野球選手の究極って感じだけど、大谷選手はプロ競技としてのベースボールの概念を変えたって感じかしら。朝起きて彼のホームランがニュースになってると一日の気力がわいてくるし、彼が二刀流で登場する日はそれだけで前向きな気持ちになれる。彼の活躍に胸躍らせる事、こんなに幸せなことはないわ。それくらい生きる気力を彼に依存しているおじさんはこの先のオフシーズン、何を希望に生きていけばいいのか。来シーズンへの希望で冬を越せるのか心配…
(著者の思いが響子を追い越してしまったので一旦〆ます! 三つの競技説明が不足してしまったので概要を記載しておきます! )
〈馬場馬術〉
長方形のアリーナの中で三種の歩様を基本に様々なステップを踏んだり複雑な図形を描いたりするもの。人馬の一体感や従順度、そして馬の動きの質を三から五名程度の審判が採点する。基本的には決められた動きの規定演技だが、トップクラスの大会になると演技を自分で構成し音楽に合わせ披露する自由演技もある。
〈障害飛越競技〉
競技場に設置された十三個程度の障害を決められた順に飛越しゴールを目指す競技。障害を飛ぶことを拒否すると不従順で減点。障害物に馬の体が当たり障害の一部が落下すると減点。定められた時間をオーバーするとタイム減点。減点が少ない人馬が勝利となる。
トップクラブの競技になると障害の高さは百六十センチ、幅は二百センチにもなる。まさに
壁! 響子たちの大学馬術の最高峰全日本学生大会では高さ百三十五センチ、幅は百六十センチ程。それでも壁!
〈総合馬術競技〉
馬場馬術、クロスカントリー、障害飛越を三日間かけて同一人馬で行う競技。三種目の合計減点の少なさで競う。人馬にとって、特に馬にとってはかなり負担の大きい三日間になるのでコンディションをいかに良い状態で保つのかも競技の重要なポイント。
クロスカントリー(野外走行)は自然に近い状態の地形に竹柵、生垣、池、水濠、乾壕などのボリュームのある障害物が設置される。トップクラスの大会ではコースの総距離六キロメートル以上、障害物の総数は四十を越える。分速五百メートルを超えるスピードも駆使しなければ攻略できない時間設定もされている。見ている分には迫力満点、駆け抜ける人馬は危険と隣り合わせ。信頼関係で乗り越え総合力を競う競技
今週は途中退場しちゃったけど、来週はいつもどおりお届けするからね! では、またね!
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