ウマのこと
私、西京響子。natumiという作者が描く大学馬術部漫画「SHOW JUMP」に登場するキャラクターよ。
すべての後輩たちが憧れる美人で優しい大学三回生。馬術の腕前も学生屈指よ。
(この作品は漫画は一切関係なし。誰でもたのしめる!……はず)
私がウマの魅力を語るこの作品は、小説というか説明書。ウマに興味はあるけれど、競馬を少し知ってる、馬術って何?!という人にぜひ読んでほしい。そしてウマと馬術を好きになって欲しいの!
色々なこと語るけどあくまで個人の見解だから偏った内容でも多めに見てね♪
ちなみにタイトルの「彼も馬なり我も馬なり」金八先生が受験を控え緊張する生徒たちに伝えた名台詞「彼も人なり我も人なり」をパクらせていただいたわ。
馬なりとは馬の走る気にまかせること。似たような語呂で馬なみってのもあって迷ったけど一応女の子だから前者にしたわ。馬なみの意味は…興味がわいたら要チェックね!
このお話は私、西京響子が馬術や競馬の話でウマの魅力を語る説明書。
まずは馬について語るわ。多くの人は馬といえば競馬、競走馬をイメージするのかしら?
ほかにも観光牧場にいるような小さなポニーや、野生のシマウマを想像する人もいるかもしれないわね。なんと種類、分類としては二百種以上もあるそうよ。私は幼いころから競馬が好きで馬といえば競走馬、サラブレッドをずっと見てきたわ。美しいフォルム、ひたむきに走る姿がかっこいいのよね。
馬には二百以上の種類があるけど大きく4つにわけることができるの。「軽種馬」「重種馬」「中間種馬」あと古来から日本にいる「在来種馬」の4つよ。
よく小さくてかわいい馬のことをポニーと呼ぶけど、ポニーは馬の種類じゃないわ。地面からキ甲といわれる前足の肩の一番上の部分の高さ(首や頭の高さじゃないわよ)体高147㎝以下の馬の総称がポニーよ。だから競馬で走っているサラブレッドでも体高147㎝より低ければポニーと呼んでも間違いではないわ。そんな風に呼ぶ人はいないけど。つの丸先生の名作漫画ミドリマキバオーはとても小さいからサラブレッド(ってことにしておく)だけど明らかにポニーね。
「軽種馬」はより早く走るために品種改良されたサラブレッドをはじめとした、シュッとした種類。
「重種場」は力強くそりを引くばんえい競馬の馬や大きな馬車を引く強い馬、「中間種馬」はその間で軽種馬と重種馬を掛け合わせて作られた種類など様々な種類がいるわ。シマウマは…なんなのかしら。興味ないわ。
軽種、重種、中間と聞くと体の大きさでわけられているような気がするけど一概にそうとも言えないの。わかりやすい見分け方は足の太さね。軽種馬は細くていかにも早そうな足、重種馬はぶっとくて力強そうな足をしてるわ。蹄も大きくて私の顔くらいあるわ。(小顔っていう自慢よ)世界で一番大きな馬は体の高さ210㎝、体重1.4トンもあるそうよ。怪物のような見た目ね。可愛くないわ。
乗馬用の馬は軽種馬か中間種。競馬を引退したサラブレッドが馬術競技で活躍することもあれば、馬術競技用に品種改良された中間種もいるわ。スピードやジャンプ力、俊敏性が大事ね。初心用の乗用馬は性格が温厚な中間種が多いわね。重種馬はさらに性格が温厚な種類が多いけど太すぎたり足が遅すぎたりで乗用馬には向かないわね。軽種馬はカリカリした性格の馬も多くてサラブレッドの中には目が血走って狂ったような性格悪い子もいるの。あとシマウマも性格悪いそうよ。
さて、馬のことなんとなくわかってもらえたかしら?次はそんな乗用馬たちが活躍する乗馬・馬術について語るわよ。
次は乗馬・馬術のことを少し語っていくわよ!