17
レオパルト公爵家に帰ったエリーナは、父親に抱きしめられていた。
「こっちに着いたらエリィが居なくてどうしていいかわから無かった…
無事で良かった」
「私もお父様が居なくてびっくりしましたが、お兄様が居てくれたから本当良かったです」
その様子を見ていた母親は
「おかえりなさい、エリィ」
「ただいま帰りました」
母親を見てニコリと笑った。
部屋に戻り、服を着替えようとしたら待女の1人が、
「あのー今のエリーナ様に合うドレスがこちらにはございません。
如何いたしましょう?」
と訳の分からない事を言われた。
「えっ!?今まで来てた服捨ててしまったのかしら?」
と困惑気味に答えると
「捨てては御座いません。エリーナ様が成長されて、体型が変わられたのです」
言ってる意味が分からず、鏡を見に行くと、そこには成長した自分が写っていた。
「えっ!?どうゆう事?誰?私だよね?
めっちゃ成長してるし!?」
胸を触りながら戸惑っていた。
そんな時母親がエリーナの部屋にドレスを持って来てくれた。
「私の服で悪いんだけど、今のエリィに合うドレスは無いからこれでも着て、明日でもお店に行って当面着れる服と新しい服を作りにいきましょうね」
「お母様、これはどうゆう事でしょうか。
何故私成長してるんですか?」
食い気味に母親に聞いたが
「えーと。とりあえず着替えたら執務室にいらっしゃい。
そこでお話ししましょう」
と言いながら部屋を出て行ってしまった。
えっどうゆう事?
もー帰ってきてから分からない事ばかり
なんだけど!
はぁとりあえず着替えよう。
てゆうか執務室で話し合い多すぎない?
とテンパっているエリーナはツッコミをいれてみた。