健斗
でも、この一度きりで僕らのケモノと化した行動は終わらなかった。諒我と一馬と僕はこの卑劣な快楽に酔いしれて、藍香を餌食にする作戦を練った。考えるだけで最高に盛り上がった。
そして数日続けて学校の使われていない物置や帰り道の誰もいない空き地藍香の手を引っ張ってったんだ。
藍香は手を振り解こうとしたのに…。僕らの手の跡が赤く藍香の手首に残ってるのに…。
僕は次の日も藍香を視界の片隅に入れていた。今日はどんな風に藍香をいたぶろうかと…。あの美しい身体を眺めて触れて…。諒我と一馬と結託して『また今日も…』と楽しみでワクワクして、しょうがなかった。
クラスメイトの有紗が無邪気に藍香に話しかけているのを見た。藍香は辛いのを隠すように、笑って誤魔化して有紗の話を聞いてた様に見えた。
藍香の隣の席のクラスメイトに
『陸上の顧問がグラウンドの整備をするから、第二倉庫に集まってって言ってた』と伝言を頼み、顧問も誰も来やしない倉庫に待ち構えた。
藍香が何も疑わずにやって来た。僕らの顔を見て全てを察した藍香は、逃げようとした。一馬は第二倉庫の扉を直ぐに閉めて、藍香の腕を僕と一馬が抑え、諒我が楽しみ尽くした。
藍香の腕がカサカサになって引っ掻き傷だらけだったのを僕は気付いた。心の叫びがこの傷だと直ぐに分かった。
でも昨日と同じく、いや更に拍車が掛かって いたぶり尽くした。
学校内がチャンスであり、万が一人が来たらとのスリルであり…それが僕らを掻き立てた。
時間的に1回に1人しか行為を出来ない。明日は僕の番だ。
僕の為の日は、音楽室準備を昼休みにする当番が藍香だったのを利用した。昨日や一昨日と同じく防音効果のある音楽室で、僕は待たされた分だけ藍香を思う存分にいたぶりまくった。美しい体に酔いしれて藍香の涙など気にしなかった。
その後、必死で堪えながら藍香は授業を受けていた。