3話 いきなり飛んで
生まれてから1年がたった、何でわかるかって?誕生日会があったのだ、この世界にも誕生日ってあるんだな、そして、俺はついに走れるようになった!これでだいぶ自由がきくようになってきた。あと、弟が出来た。まだ母さんの腹の中だけど、毎日のようにしてたからな。
そのことは置いておいて、俺はスキルを覚えてからずっとスキルのレベルを上げていた。その成果がこのステータスだ。
名前 レオ 1歳
種族 ヒューマンLv0
職業 選択してください
HP 13/13
MP 24/24
攻撃 3
守護 5
魔能 4
知力 53
速度 6
≪スキル≫
不眠 気配察知Lv5気配遮断Lv5 治癒魔法Lv0 土魔法Lv3 魔力操作Lv2 残り一つのスキルを選択してください
【称号】
なし
これが、俺の成果だ。スキルレベルがこれだけしか上がらなくて、案外上げにくいことが分かった。それと、なんでこのスキルにしたかの説明をしよう。
気配察知と気配遮断、これは逃げること、見つけることを意識したスキルだ。気配察知でいち速く気づき、気配遮断で隠れる、この形を作っている。実際のところどれだけ通用するかは分からない。
次に魔法系統だ。治癒魔法は、より耐えるようになるようし、死ににくくなる。出血などの時間経過で死んでしまうときなどに使えるしHPの増加にも使える。土魔法は、足止めだ。これは運試しだったけど予想は的中して、土魔法は妨害系の魔法だった。まあレベル3の時点だけど。魔力操作は自然に手に入れれた。だけど、治癒魔法の使い方が分からない、土魔法は落とし穴を作るとか、なんとなくできたけど、ケガを治すイメージができないからレベル上げができない。
そして問題は、残りのスキル選択だ。正直ほしいと思えるスキルがない、と言うか説明がない。このスキルがどんなスキルで、どんな効果があるか、それが分からないから決めれない。まあ保留でいいか。
これからは、家周辺の探索をメインでやっていく、せっかく歩け様になったんだこれは利用させてもらわないとな、ある程度動けるようになったらやりたいこともあるしな。
みんな気になってるであろう職業のところだけど、タップしても何もおきないから、考えるのはやめた。
「ママー、お外で遊びたいー」
とりあえず、外に出ることからはじめないとな。
「うーん、いいわよー。じゃ、一緒にいこっか。」
「うん!」
案外簡単に外に出られたな。約一年ぶりの外だ、しかも異世界の、窓から見たことしかないから楽しみだな。
どんな光景が広がているのかワクワクしながら外に出る。
「おぉぉ!!」
な、なんもねぇ、そこには、少しの家しかなく、周りは森に囲まれていた。
「そっか初めてお外出るもんね~」
「う、うん」
「でも、森には近ずいちゃだめだよ~森には、こわーい動物さんがたくさん居るからね~」
「分かった!」
怖い動物?モンスターのことか?もしそうなら、ラッキーかもしれないな。
「あら?ルミじゃないの!その子がレオ君?」
声をかけた人は、お母さんと同い年くらいの女の人がいた。
「サラじゃない、こんな所でどうしたの?」
「ん?魔物が結界内に入ってきたから倒しに行くとこ。」
魔物?
「ママ、魔物ってなに?」
「さっき話したこわーい動物さんのことだよ~」
「あ、あんたが動物さんって、プククッッ」
「う、うっさい!」
なんか、母さんのこんな姿初めて見るな、ザ・クールって感じだったからな。それにしても魔物か、そいつを倒すとレベルが上がるのか?分からん事が多すぎる!せめて、魔物に関する本があればいいのに。
「あ!!ついでにレオ君も連れてく?魔物狩り。」
え?ついていけるの?マジで?
「バッッッカじゃないの!!?危険すぎるわよ!まだ一歳になったばかりよ!?」
母さん、止めなくてもいいんやで?
「え~、でも早いうちに覚えさせたほうがいいんじゃない?恐怖をさ!どうせあんたのことだから、怒ってないんでしょ?レオ君に。なら、教育の一環だと思って、ね?」
もっと言ってやってくれ!俺は、見に行きたいんだよ!
「レオは、怒るところがないくらい、いい子よ!でも、危険よ!もしケガとかしたらどうするの!」
「ケガなんてあんたが、簡単に治せるでしょ?どうせ通る道なんだから、いいじゃない?」
「でも、、」
「ママ!僕行きたい!!」
頼む!一刻も早く見たいんだ!
「ほらほら~、レオ君も行きたいって言ってるよ?」
「うっ!!.....分かったわよ、でも私はレオのとこに居るからね!」
「はいはい、分かったわよ。」
よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!
赤ちゃんの時やスキル選びのところを入れると、レベル上げまでの話数が伸びてしまうので、割愛します。
アドバイスなどください!