13話 あ、死んだ
今日も今日とて魔物狩り。まだ始めてから4日目だけどな。
最近魔物が出ない、ある程度探し回っても、気配察知に反応はなく、とても静かだった。
「もうちょい奥に行ってみるか?」
今まで奥に行かなかったのには、特に理由はなかったのだが、ゲームとかだと奥に進むにつれて敵が強くなるので、あまり行こうとは思えなかった。
だが今はそんなこと言ってる場合ではない、魔物がいないのだ!こんな非効率的なことをしている意味がないので、奥に進むことにした。
「なんだ、これ、、」
森をどんどん奥に進んで行くと、そこには、ゴブリンやノーマルスネークが食い荒らされている場所があった。
「これが原因か?」
そう呟いた瞬間
「グルルルルッッ、、」
「んな!!」
後ろから猛獣の声がしたので振り返ると、そこには体長3メートルほどになる、大きなクマがいた。
俺は大きく後ろに下がり、状況を整理する。
気配察知はしっかりと発動してる、となると気配遮断か?
「アース オペレイト」
まずは落とし穴を作り、クマを落とす!が、、
「はぁ!」
クマは後ろに飛んでそれを避けた。
これまでの狩りでは、この魔法が避けられることはなかったし、避けれるとも思ってなかった。
「あぁ、そうだよ、避けられること考えてないじゃん。バカかよ。」
一応確認だ、
「ロック クリエイト」
クマは石を生成されたほうを見て、後ろに飛んだ。
魔法は、効かないって思ったほうがいいな。ナイフじゃ、リーチが短すぎるか?なら、
「ロック クリエイト」
俺は、槍を生成する。槍ならある程度の距離を保ちつつ戦えるし、MP消費がとても少なく済む。
とは言ったものの、1歳が扱いやすい長さになると、あんまり長くはないし、槍なんて扱ったことなんてないからな。まあでも、付け焼刃くらいにはなるだろ。しかし、相手もあの巨体、一筋縄じゃ行かないだろう。
と、思ってた。
ステータス的には弱かったのか、簡単に倒せた。
『サーチベア(幼体)Lv10を倒しました。経験を習得します。』
『槍術を習得しました。』
レベルが上がらない?槍術は習得したが、まあレベルも離れてたしな。仕方ないのか?
「うーん、もうちょい探すか、レベルも一はあげたいしな、もうちょい広げるか。」
気配察知Lv5 発動!
「気配察知に反応してきたが、人間の子供か?しかも、こんな夜更けに。」
「あ、、あぁぁ、、」
『恐怖耐性がLv3からLv6へと上がりました。』
気配察知を発動した瞬間、いや、もしかしたら、発動する前にいたのではないかというほどの速さで、俺の目の前にそいつはいた。とてつもなくシンプルな白銀の狼、だが、絶対に勝てない、そんな言葉じゃ表せないほどの、プレッシャーを放ち明確な 死 という感情が体全体に出てきている。
「ん?どうした?そんなに震えて?......あ」
先ほどまでのプレッシャーが嘘のようになくなる。
「これで、大丈夫だろう?」
「は、はい」
「ならば、貴様に聞こう、なぜ人間の子供がこのようなところにいる?」
ああ、変なこと言ったら殺されるかもな。
「レベル上げをしていました。」
「レベル上げ?なぜ夜にしているんだ?」
「えっと、それは、」
ベギベギッッ!!
後ろで木々が倒れる音が聞こえる。
「本当のことを言え。でなければ、分かっているな??」
何も見えなかったけど、きっと目の前の奴が何かしたんだろう。
「は、はい、、」
俺はこう答えるしかなかった。
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