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 Rくんは電車通学だ。毎日1時間ほどかけて高校に通っている。

 その朝は夜更かしが祟り、少しでも座っていたい気分だった。しかし座席は全て埋まっている。Rくんは車両を見回してから、とある女子制服の前に陣取った。

 小柄な体躯をさらに縮めるようにして、俯きがちに小説を読んでいる。その制服は、次の駅が最寄りの女子校のものだった。つまり、しばらくすればここは空席になる。Rくんはこれで座れるぞと内心喜んだ。

 果たして、電車が駅のホームに入った。だが、いっこうに立ち上がる気配はない。

 Rくんが訝しんで見ていると、ふいにその人物が顔を上げた。

 セミロングの黒髪の間では、様々な男の形相がひしめき合っていた。






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