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目が合う

 

 一人暮らしをしているNさんの趣味は筋力トレーニングだ。腕の日、背中の日というように、日毎に鍛える部位を決めている。


 そしてNさんは腹筋を鍛える日に限り、トレーニング中は必ず目を閉じるのだという。というのも、ある時、恐ろしい体験をしたからだ。彼は伏し目がちに教えてくれた。


 以前、上体起こしをしている時、背中が床についた際に、自身を覗き込む顔と目があったのだ。慌てて跳ね起きたが、当然、部屋には彼以外に何もいなかったという。あんな恐ろしい体験はもうこりごりだと彼は語る。


 しかし、いったい何と目があったのか、結局頑として教えてくれなかったNさんは、思えば最近全く目を合わせてくれない。






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