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今日も下僕。  作者: こさじ
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 下僕。真似る



 ストーカーにゃんこガリガリ君。


 いつもやられっぱなしなので、こちらがガリガリ君のあとをつけてみることにした。



 結果――



 目が回って気持ち悪くなった。



 家に一人だったのですが、家族もいたら「…なにしてんの?」と冷めた目で見られていたことでしょう。


 ガリガリ君を追いかける私。私を追いかけるガリガリ君。そして私、ガリガリ君……終わらない。

 なんでそんなについて来るの? とガリガリ君も思ったんでしょうね。ちょっと早歩きしてみたり、ゆっくりとついて来る私の足をふりむきながら、ひたすら一人と一匹でグルグルグルグルグールグル。


 …猫って、目が回らないの?


 

 でも、面白かった。ガリガリ君の尻尾もピンっと立ってたので、彼も同じ気持ちだったはず。…と思う。



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