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今日も下僕。  作者: こさじ
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 下僕。手こずる



 こんにちは。

 ガリガリ君の体調は、吐いたり吐かなかったりで吐き気止めを飲んで回数は減りますが、一日に吐かないことはないって感じです。

 それでも、食欲はあるので小分けにして食べさせております。ただ…なかなか量がわからず、ガリガリ君にとっていっぱいいっぱいになると吐いてしまうので、調整が難しい。有名なおやつ"ち○ーる"だと、だいたいティースプーンであさっり一杯で良い感じみたいです。

 カリカリも進んで食べて――というか好きなので、置き餌にして一日に3,4回を目安に新しい餌と入れ替えして与えております。


 そんな毎日を過ごしておりますが――…


 薬は日に日に与えることが難しくなっている。

 最初は、病院から先の丸いピンセットで入れると比較的楽だと言われてやっていましたが、結構、難して(汗) 入れたと思っても吐き出してしまったりすると、ピンセットに今度は薬がくっついて離れなくなるのです。

 なので、今はガリガリ君の背後から太ももで挟み、「口開けてくれ〜」と声をかけつつ喉を撫でつつ、激しく抵抗したら一旦逃して…また猫なで声で擦り寄っております。

 一応、ガリガリ君自身が何を飲まされるのか不安かと思い、ガリガリ君に薬を見せて「コレとコレをどうしても飲まなければいけない。こっちは抗生物質で毎日、こっちは吐き気止めです」みたいなことも話したり、見せたりしております。

 

 でも、やっぱり嫌ですよね。

 

 "ちゅ○る"に混ぜたりしましたが、思ってた通り絶対に口をつけない。放っておいても、見てないふりしても、どうしようもないので、混ぜることは混ぜるのですが少量の"ち○ーる"に混ぜたら指で掬い、ガリガリ君に口につけるて薬を飲ませております。

 口に下顎側につくと舌の構造上? 舐めては貰えないので上顎あたりにポチッとくっつける。「意地でも舐めないわ!」と動かないのですが、そのうち気になって綺麗に舐め取っています。

 で、どんなに待っても駄目だなーというときは、何も混ぜていない"ちゅ○る"をお皿に置いておくか、匂いを嗅がせると口の周りをペロペロしだすので、ガリガリ君の癖を利用して飲ませております。

 

 薬を飲ませると嫌われる覚悟はしないとなと思っていましたれど、一緒に遊んでくれますし、擦り寄って来てくれる。添い寝のお誘いもしてくれるし、話しかけてもくれる。

 絶対、言わない。言ってももう何にもならない。泣く資格もないって思ってましたが、「ごめんな」て。


 家族で出来ることをやれるだけやろうと思います。


 以上です。

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