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今日も下僕。  作者: こさじ
22/41

下僕。感心する



 もうすぐご主人様が二歳になり申す。

 飼い主に似て肛門事件がありましたが、それ以降は怪我も病気もなく、家でまったりのんびり過ごしております。


 二歳近くなり、体もだいぶ大きくなりましたな。ばーちゃん家の雌猫と比べると、雄は体が大きいのね〜なんて。でも、鈍臭いのは相変わらずであります。

 

 でも、そんなご主人もやっとこキャットタワーの最上部――約165センチのところへ登れるようになり、降りるときはこちらがビクっ!とするほど下手くそも下手くそに降りてきます。猫はここまで降りるのが下手だったか……と思うのですが、体も小さく足も短いばーちゃん家の猫は約2メートルはあろうかという場所から身軽に登り降りするのを考えれば、情けなさに笑えます。


 そして、模様がまた少し変化したように思います。

 靴下はいつも同じ真っ白ですが、横っ腹の薄っすら斑模様だったのがつながり、脚の縞模様とは別色の縞模様になって来ました。

 ……ご主人様の体の模様は一体何歳になったら落ち着くのでしょうか? トラ猫に変化するんでしょうか? よくわかりません。


 最後に、ヒーターを隠したらテレビの前で抗議するようになりました。

 まず、体で一番見たいところを隠す。気持ちが通じ合っている喜びを感じますが、邪魔です。次に、センサー部分を隠す。チャンネルが変えられません。邪魔です。その三、画面を引っ掻く――悲鳴が出ます。その四、ちょうど置いてある外付けHDDを湯たんぽがわりにどっかり寝ます。気になります、邪魔です。


 でも、そんなご主人様が可愛くてたまりません。



 以上、もうそろそろ二歳になるんだよ報告でした。

 ご清聴ありがとうございました。 

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