下僕。感心する
もうすぐご主人様が二歳になり申す。
飼い主に似て肛門事件がありましたが、それ以降は怪我も病気もなく、家でまったりのんびり過ごしております。
二歳近くなり、体もだいぶ大きくなりましたな。ばーちゃん家の雌猫と比べると、雄は体が大きいのね〜なんて。でも、鈍臭いのは相変わらずであります。
でも、そんなご主人もやっとこキャットタワーの最上部――約165センチのところへ登れるようになり、降りるときはこちらがビクっ!とするほど下手くそも下手くそに降りてきます。猫はここまで降りるのが下手だったか……と思うのですが、体も小さく足も短いばーちゃん家の猫は約2メートルはあろうかという場所から身軽に登り降りするのを考えれば、情けなさに笑えます。
そして、模様がまた少し変化したように思います。
靴下はいつも同じ真っ白ですが、横っ腹の薄っすら斑模様だったのがつながり、脚の縞模様とは別色の縞模様になって来ました。
……ご主人様の体の模様は一体何歳になったら落ち着くのでしょうか? トラ猫に変化するんでしょうか? よくわかりません。
最後に、ヒーターを隠したらテレビの前で抗議するようになりました。
まず、体で一番見たいところを隠す。気持ちが通じ合っている喜びを感じますが、邪魔です。次に、センサー部分を隠す。チャンネルが変えられません。邪魔です。その三、画面を引っ掻く――悲鳴が出ます。その四、ちょうど置いてある外付けHDDを湯たんぽがわりにどっかり寝ます。気になります、邪魔です。
でも、そんなご主人様が可愛くてたまりません。
以上、もうそろそろ二歳になるんだよ報告でした。
ご清聴ありがとうございました。




