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今日も下僕。  作者: こさじ
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 下僕。うなる



 うーん…かれこれ一時間ほどソファーで寝ている。ずっと同じ体勢で。


 腹…いや、太腿から胸のところまで思いっ切り伸びて熟睡中のガリガリ君が乗っている。夢でも見ているのか時折ピクピクし、まあ、気持ち良さそうに寝ている。


 しかし、いつまでもベッドでいられないのが人間。「修行不足にゃ!」と文句を言われるかもしれないが、腰が痛い。目が乾く。リモコンは果てしなく遠い場所にあり、スマフォを弄っているのにも腕が痺れて来て長くはもたない。


 それに……膀胱が限界だ。


 意を決して、撫でてみる――が、「ふあ?」と一瞬頭を上げただけで、今度は寝返り打って腹出して寝始めた。


 ……。


 脇をこしょこしょしてみる――が、両の前脚が伸びただけに終わった。


 ……トイレに行きたい。


 でも、寛ぐガリガリ君も見ていたい。あゝ…


 


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