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異世界で無双してもコンプレックスは直らない件  作者: 製造物
四章、無法侵入する帝国編
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A3、名前出すの忘れてた・・・

 勇馬達がついにエルフの国のある森へと入ろうとした時の頃。


 アゲハ達は、


「アゲハちゃん、ハンカチは持った?カイロは持った?非常食は?防犯ブザーは?毛布は?酔い止めは?スマホは?グリちゃん(ゴブリン大戦時に出てきたでかい鳥)の餌は?レイド君達用の拷問グッズは?」

「蓮、やめてやれ。アゲハから煙が出てんだろ」

「な!!?犯人はいったん、誰なんだ!!??」

「お前だろ!!?何言ってんだ!??」

「ワタシハダイジョウブデス」

「それを聞くと逆に心配になるぞ!??アゲハ!!」

「私たちのことを決して忘れないでくれよ!!」

「・・・蓮、頼むから涙流して言うのはやめてくれ。今生の別れみたいで縁起悪いだろ」

「あはは、それじゃ言ってくるよ! 多分無理だと思うけど・・・ま、(恋愛事情を)頑張ってね ♪」

「うん・・・なんだかその目を見ると寒気がするんだけど、なんでだろう?」

「ああ、それに関しては俺もだ。なんでだ?」


 ・・・めちゃくちゃ別れを惜しんでいた。


 王都の大きな大きな門前。


 そこには転生クラスメイト達が集まっていた。


 今日、戦闘組の半分はここから出て行くことになる。半分なのはここを守る必要があるからだ。


 行くメンバーは私、天翔君、小波ちゃん、愛坂さん、北村君、安藤君、九重君のクラスメイトと城の兵士が五人。


 ほかのメンバーは待機っていうことになってます。


 そういえば言い忘れてたんだけど木暮君はいなくなっちゃいました。


 血文字で「(おれ)がここにいる理由はもうない。さらばだ」と神法式風に描かれていた。血で書かれていたから無駄にめちゃくちゃビビった。


 ・・・言いたくないけど、木暮君が去ったのは勇馬くんがいなくなって少ししてからのこと。多分、偶然なんだろうけど。


 それにしても木暮君の能力ってなんだったんだろう?発動するときはなんでか空中に神法式が出てきたけど・・・。検討もつかないな。


 さて、そろそろ出かける時間だ。


 1ヶ月は帰ることがないみたい。短いけれどそれでもその間蓮ちゃんと園田君に会えないのは悲しい。


 でもこの旅はチャンスだ。


 勇馬君を見つけるための。


 もしかしたらだけど勇馬君はなんらかのトラブルに巻き込まれてやむを得なくこっちに帰って来れなくなったのかもしれない。


 だから心配だけどもしかしたら、なんていう気持ちもある。


「それじゃ、行ってくるよ。勇馬君が来たら・・・とりあえず殴っといて」

「もちろんだとも。私の右ストレートを華麗に決めてみせるよ!」

「ああ、俺もそうなったらアイツが寝てる間に円周率千桁を叩き込んでやる」

「あはははは、それは怖いね」


 こんな軽い感じに言ってるけど、多分あったら泣くことしかできないんだろうなぁ。


「アゲハちゃーん。いくよー」

「あ!?待って、ほのかちゃん!」


 みんなも待ってる。


 だから行かなくちゃ。


 私はピースサインを天高く掲げる。


 みんなに、勇馬君に見せつけるようにして。


「行ってきます!!」


 声を大にしてそう言った。


「おう!お前の力を見せてこい!!」

「だね。・・・でも無理はしないでね」


 二人とも元気に、でも寂しそうに返事をしてくれた。


 それだけで元気がでる!


「うん!!」


 これ以上の言葉はいらない。


 私は馬車へと飛び込んだ。


 さよなら、王都。


 さよなら、みんな!


 兵士さんが馬に鞭を打つ。


 馬車が進み出した。


 やがてさっきまで私がいた王都は米粒ぐらい小さく見えた。

鳥の名前はグリちゃんですよ!!グリちゃん!!忘れないでね!!(一番忘れているのは作者)

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