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異世界で無双してもコンプレックスは直らない件  作者: 製造物
三章、始めの街的なところ編
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神2、神々の集まり

「だあー、もー。仕事やだぁー」

「軽口挟む間に仕事する!!・・・まず貴方、仕事全く進んでおりませんがね」

「・・・バレた?」

「・・・バレないとでも思っていたんですか?」

「・・・うん」

「・・・・・・」

「・・・すみません」


 再び場所は神の住む神殿に、時間は勇馬が門に着いた頃になっている。


 ちなみに彼らが務めている仕事は死者の魂をどのように転生するか。あくまで魂の采配を行なっている。


 別に生き返らすのに特別な行動はいらない。邪神からすれば目の前のコーラもどきを取るのと同じくらい・・・いや、むしろ取る方が難しいかもしれない。


 だって目の前に寝た事で素の鋭い状態になった目でずーーーっと監視されているのだから。コーラを取って飲む時間もない。


 とはいえ怠け神である邪神がまともに仕事をするはずもなく・・・


「てなわけで、今から創造神のところ行ってくる」

「いや、どうゆう訳ですか。一億文字以上で述べてください」

「『“(【《[・・・仕事、が、嫌、だから。]》】)”』」

「・・・七文字とカウントします」

「馬鹿な!!?28でやれよ!そこは!!」

「・・・どちらにせよ足りませんがね」

「これを500万回言い続ける」

「・・・めんどくさいですね。ですがそれではあと6500万文字足りませんがね」

「それじゃ!」

「いや、待てぇ・・・行ったか」


 すっかり神殿から姿を消した邪神にヨルムンガンドはグリグリと瞳のあいだを指で押した。


 しばらく徹夜が続きそうだ。


 ヨルムンガンドは髪をいじりながら嘆息を吐いた。


 ...........................................................................


 まさしく、そこは天国としか言えないような空間。


 地面は雲のようなもので出来ており、その吸収力に人々はすぐさま眠りに落ちてしまいそうなほど。


 空からは星々、太陽、月などがくるくると回り続けており、誰もが幻想的と言うような光景。


 そして金で彩られた椅子、机が並んでおり、そこに座るは3柱の神。


 1人は皆さんご存知の場違い感が半端じゃない魔神ロキ。髪の毛を片手でわしゃわしゃしながらもう片方の手であくびをする口を押さえている。・・・もう、すごくだらしない。


「相変わらず、みっともないですね。ロキ。神としての自覚はおありで?」

「おう、ユレーゲン。お前こそ俺の妻になる予定はできたか?」

「以前もお断り致しました。今回も同様です」

「あらま、そりゃ残念」


 今ユレーゲンと呼ばれた女性は間違いなく絶世の美女と言えるだろう。


 腰にまで届くその金の髪は一本一本を神に丁寧に編まれたかのよう。


 ほっそりとして今にも折れそうな手足は彼女を人形であるように錯覚させる。


 金の眼光は金の真珠をそのままはめ込んだかのようだ。


 そして背中から生える翼は白鳥以上の白を出すという矛盾を発生させていた。


 まさしく女神


 それが【聖神】とこの世で呼ばれる存在、ユレーゲンであった。


 とにかく生真面目で機械のような眼差しはロキをぎろりと睨む。とにかくほんとうに真面目な彼女にはロキとは相性が悪いようだ。


 ロキは振られたにもかかわらず結構余裕そうだ。はたまたそれも冗談だったのか・・・それは人にはわからない。


『【疑問】なぜお主らは我になにも話さない。答えよ』

「いや、別にいいじゃん。俺はコイツを口説いてたんだからさー。邪魔しないでくれますぅー?」

戯論(たわごと)を言わないでください。・・・ほんとうに貴方の部下に同情致します」

「アイツはやりたくてやってんだからいいじゃん」

「以前、貴方の部下から相談を受けたのですが・・・?」

「・・・まじかよー!そこは俺を褒めとけよー、ヨルムンガンドぉー!!」

『【疑問】なぜ「だから今そういう事いいじゃん!!」・・・なぜ「創造神様のお言葉をお邪魔しないでくれます!!?」・・・」


 さっきからセリフが途切れ途切れになっているのがこの世の創造神、ラストピィー。その神の姿は見ることすら許されない。普通の生物が見て仕舞えば死んでしまうほどの神々しさを持っている。


 ・・・ものすごく残念な感じになっていたのだが。


 ・・・むしろみんなに仲良くしてもらえないひとりぼっちの子供みたいな感じが出ていた。


 ・・・この世は風流で溢れてる。


「おいおい、なんだか最大神様がしんみりとしてるんだが?」

「貴方のせいでしょう!!言動を改めなさい!!」

『【肯定】天誅!!』

「「え?ーーー」」


 ノータイムノーシーで降り落ちる天雷は瞬く間に場を白く染め上げた。


 机はその熱に一瞬で蒸発し、雲はその破壊力によって風穴をあける。


 そして、その天雷を直で受けた2柱の神は・・・


「いってぇえ、なにすんだよアンタ?」

「この者を罰するのは理解しますが、なぜ私まで?」


 ・・・ピンピンしていた。


『【別・疑問】以前、我が頼んだ任務、どうなった?』

「はい、それならばその者の身近にいた人間を利用し滅ぼしました」

『【疑問】その情報体の分解は確認したか?』

「ああ、もっちろん!!俺が見るからにはな!」

『【理解】よくやった』

「感激の極みでございます」

「あいよ、・・・そだったらしばらく休みちょうだい」

『【ぎも「なぜ貴方はまたサボろうとするのですか!!?」「えー、だって面倒いじゃーん」・・・【再度・肯定】天誅』

「「ーーーー!!!」」


 さっきよりも巨大な炎雷がその場を支配した。


 ちなみにこの炎雷が下界に及ぼす影響、それは神のみぞ知らない。

閑話終了!!

明日から四章スタート!!

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