25、肉をよこせぇええええ!!!!
この森にこもって大体2週間ちょっとがかかった。勇馬は少し悩んでいた。
とりあえず今の勇馬のステータスはこちらです。
黒輝 勇馬♀(以下略) Lv.6
【種族】
上級世界人
【ステータス】
HP 1120/1120
SP 1180/1180
MP 0/0
AP 1320
GP 760
MGP 55
FP 1260
【称号】
中級剣士、中級闘士、軍師、料理人、美女、被封印者、上級世界人、仕事人、逃走者、愛植家
【スキル】
剣術Lv.7、闘術Lv.7、見切り、AP上昇、SP上昇、FP上昇、視覚拡張、運気上昇、念話、万能味覚、魅了、封印Lv.3、成長倍加、アイテムボックス×180、並列思考、高速思考、逃げ足
やはりまだ低い。【称号】に関わる行動をすれば経験値は貰えるのだが、それでもやはり戦闘が一番手っ取り早いのだろう。
実際に以前よりレベルが上がっていたのはオーガとの戦闘が大きいようだ。
それでもやはりこのレベルはなかなかきついと考えられる。
というか【逃走者】ってなんだか不本意な称号だなぁ。もっともこれのおかげで相手から逃げやすくなるみたいだけど。
・・・でもなぁ、そろそろ肉喰いてぇなぁ(感慨深く)。
考えても見てほしい。
こちらは1カ月の間、ずっと水(ろ過しても多少の濁りあり)と木の実(まあまあ渋みがあるの)ばっか食ってんだよ!?
ある種の拷問ですか?って聞きたくなるレベルだよ!
肉ぅうう・・・・・・狩に行っちゃう?
いやいや待て待て、あとしばらく修行して強くなってからでしょう。
俺の頭の中で天使と悪魔が同時に俺に話しかけてくる。その時、
グリュルルルルゥウウ。
洞窟の中にそんなみっともないような音が響く。
その瞬間、俺の脳内会議は議決した。
すなわち「行っちまうか(=´∀`)人(´∀`=)。」と俺の天使と悪魔はハイタッチをしたのだった。
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なんか居ないかな~。
居たら食うよ~。
ただし、ゴリラ。テメェはダメだ。
木の幹から飛び、また着地する。ついでに木の実を慣れた手つきで収集する。もはやその手際はプロ並みである。
なかなかターゲットが見つからない。てか、よく思えばこの森ってなんだか魔獣の数が少ないように思える。なんでだろ?
すると
『クルルルル』
狼がいた。
前のような武士風の狼じゃない。まだ幼さが残っている狼だ!
勇馬の眼はいつにないほど鋭くなる。それはまさしく獲物を狙うハンター、というかそれそのものであった。
勇馬はアイテムボックスから新相棒である黒剣を取り出す。そして脚をかがめる。
勝負のタイミングは一瞬、ここに命を賭ける!!
勇馬の足元が爆発した。以前よりも格段に速い速さで、そして気迫で狼におそいかかる!
「ふん!!」
黒の軌跡が狼に襲いかかる。そしてその黒い一撃が首元に吸い込まれた。
狼の首が空中に放り投げられる。草が赤く染まっていく。
地面に着地した勇馬は剣にこびりついている血を振って落としながら、目の前の死体を凝視する。
そして、速攻でアイテムボックスへと入れ込み、木へと登り、洞窟へと駆け抜けていった。
少しは強くなった実感を持ちながら。
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勇馬は目をキラキラとさせていた。久しぶりのジューシーなお肉を目の前にしながら。
狼のお肉はシンプルに火を通して塩胡椒(森で見つけたモドキ)をかけただけ!
素材の味を頂きます。
もちろん最初は野菜からなのだがもう食い終わった!食事って5秒で頂きました!
と、言うわけで狼の肉を頂こう。がっつりと口の中に熱々のお肉を頬張る。
「ーーー!!」
身体中が歓喜に襲われる。久しぶりのお肉に全身が喜んでいる!
味だがやはり三大お肉には勝てないなぁと思った。そうとだけ言おう。それでも今の俺には高級食材にしか思えない。
感動めいいっぱいに肉を口の中に放り込んでいく。うまいよぉ~。美味いよぉ~。
・・・ふぅ。お腹いっぱいだぁ。やっぱり植物だけの食事とは違うなぁ。
そして最後にこれをいただく。
それは魔石と呼ばれる代物だ。なんとこれも【万能味覚】で確認してみれば食べられることがわかったのだ。
大した大きさじゃないけどお腹を膨らませることはできると思う。
というわけで頂きます。
パクリ。ウグッ。ーー!!バキバキ。ーー!!ゴックン。ゴホゴホ。
何これ?すごく味が濃い。これ丸ごと食えた代物じゃねぇわ。
『スキーー【かみーー1】、【ーーーたいせーーー】をー獲得ーーた』
・・・なんか聞こえた。でもあまりにも魔石の味がえげつなかったもんでよく聞こえなかったよ。
あとでステータスのチェックでもするか。
ともかく次からは擦って粉状にして食べもんにふりかけよう。それがいい。
『『『ゥォオオオオン!!』』』
・・・へ?
外を慌てて見る。するとそこには、・・・いた。
あの武士風漂う狼とそれに連れられた数匹の狼が。
・・・酷くない?




