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異世界で無双してもコンプレックスは直らない件  作者: 製造物
五章、陰謀だらけなエルフの国編
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86、神様・・・ってなんでしたっけ?

すみません!!テスト勉強で遅れました!!

「はぁー、最近本気出せねぇな。災いこねぇかな?」

「不吉なことを言うな!!貴様!!」

「いやー、でもねぇ。最近、ユーマといるせいでトラブルに慣れてきたような気がするよ」

「「「「「我々も同意!!!」」」」」


 森と屋根の低い木の家が程よいバランスで立ち並ぶ。


 エルフ達は勇馬を見ていた。一応、新調したイヤーカフスをつけているのだが・・・魔獣が群れてるからなぁ。


 だが事実を言えば、彼等彼女等は勇馬に見ほれていただけだ。


 今の勇馬はいつものような黒髪と黒眼でこそないものの淡い翡翠色の髪の毛と蒼いダイヤモンドのような輝きは人を魅せた。


 ある男はその美貌をずっと眺めんと首をありえないほど回転させて喉が締まり窒息。その後、すぐさま病院へ。


 ある男は犬と一緒に前を見なかったために棒ならぬ他人の家にぶつかり穴を開けた。そこから怒った形相で顔を出した男も同様に勇馬に見惚れた。


 ある女性はその凛々しさに感情が刺激されたのか、固まっている彼氏の元から目を離し、「お姉様ぁ」と光悦の声を上げた。


 ある者は勇馬に「踏んでください!!」と嘆願し、ある者は勇馬を自身のものにしようと寄りかかり、ある者は神を崇めるように土下座状態となった。


 ・・・ふむ、正直心地が悪い。


 とりあえず全員に軽めに【魅了】を行い、「無視しろ」と目で命令をくだす。結果、全員が顔を完熟させながら勇馬の命令に従った。


「たく、なんで変装してもダメなんだか・・・」

「しかしわからないこともない。ユーマはたしかにどっちでも綺麗だからな」

「それ、言われても嬉しくないですが・・・リシャーナさん」

「貴様・・・男子だったよな?」

「おいヒスリア!!テメェまでなんで気持ち悪りぃ顔をしてる!!?」

「なっ!!?そんな顔などしておらん!!」

『鼻の下が伸びてるよー』

『さらに言えば心拍数も増加しています』

「・・・ほう、覚悟しろよ。ヒスリア!!」

「まっ!!待てぇえええええ!!!!」

「誰が待つかぁあああああ!!!!」


 某魔法帝を目指す物語のように衝突する二人。最早、リシャーナ達は慣れているのか無視していた。・・・最も周りはガン見しているのだが。


 ...........................................................................


 さて、喧嘩の時間が長かったので省かせてもらいました。


 彼等は一悶着した後、リシャーナに静止された。それだけだ。最近、そんな感じだ。


 そんな風に進んでいると、広い道へと勇馬達は出てきた。


 まさしくそこは広場というべきところであった。


 道は円型になっておりそれを囲むように飲食店が並ぶ。どこからも美味しそうな匂いが漂っている。


 そして真ん中にはバカほどデカく高い大木がそびえ立ち、その麓には細かな技術がうかがえる石像が3つ並び置かれていた。


 大木の枝の間から刺す光は石像を照らし、それをより神々しくしていた。


「なんだあの石像・・・馬鹿でかいぞ」

「それはもちろんさ。なんたって10メートルはあるからね」

「まじかよ」


 そう、石像もメチャクチャデカイ。あくまで大樹がデカすぎるだけである。・・・一番上が見えないんですが・・・。


「なんなんだ?この大木といい、石像といい」

「大木と言うな!!・・・そうだね、これは世界樹と呼ばれる我々の神が住んでいるとされるところさ」

「・・・神様ねぇ」


 もちろん勇馬は神など信じていない。こっちの世界に来てからは尚更である。だって・・・邪神ですもん。最初に会ったの。


「そう、一番上に・・・ね。そして、麓にある石像が住んでいるとされる神様さ」

「・・・3匹いんのか?」

「・・・匹というな、せめて三柱といいたまえ」


 本気で勇馬に信仰などあったりしない。なのでクソほど酷いことでもサラッと言えてしまう。・・・それにしても匹はないと思う。


「この三柱の神様は右から水神様、樹神様、そして雷神様だ」

「雷神?」


 雷、それは俺が一番得意とする属性だ。・・・とはいえあくまで神法は使えないのが残念だ。


 それ故に雷神というのはなんとなく反応してしまう。ま、信仰する気は無いけど。


「雷神様は他の恵みを与えてくれる神様とは違うんだ。単純にこの地の護り神だ。彼が打ち出す雷は非情なまでに強く、そして美しいと言われている」

「美しい?」


 戦闘にそんなものはいりません。いるのは強さだけです。


「彼が打ち出す雷は蒼いんだ。地上を照らす断罪の光だと言われている」

「蒼いのか・・・はは、俺と被ってんなぁ」


 神様、どんまい。元ヤクザ者の俺と被ってますよ。


 すると、俺に向けてリシャーナが笑顔を繰り出し、話す。


「そうだね。君を最初に見たときに雷神様かと思ったんだ。・・・綺麗だと思ったんだ」

「・・・やめろ、恥ずかしい」


 冗談のつもりだったのに・・・。


 勇馬は周りの人々と同じように顔を真っ赤にして進んだ。・・・凄く暑い。


 勇馬はそれを誤魔化すように別の話を始める。


「そういえばずっと前だけどまた得物がなくなったし剣、家に着いたらくれないか?」

「ああ、そうだったね。だったら私が打とうじゃないか」

「・・・へ?」

「ああ、そういえば言ってなかったかな? 私は昔、引きこもりをこじらせ過ぎてある程度のことは一人でできるんだよ」

「少なくとも鍛治をできるってだけである程度じゃないと思う」


 この人、料理といい色々万能だな。いや、ありがたいけども。


「それじゃあ後でよろしくな」

「うむ、精一杯打たせて貰うとも」


 こんな風になんでもないように話しているがまだ胸の鼓動は高鳴っている。


 勇馬はその実感に溜息をつきながらもこの後の出来事を思い、胸を膨らませた。

すいません!!後の方を足しました!!

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