七月のアークトゥルス。
人が泣いているのを見るのが
俺の喜びであり、快感だ。
だから俺は今まで人を傷つけ
嘲りながら生きてきた。
そうして人の苦しむ姿を眺めるのが
たまらなく好きだった。
人を傷つければ傷つけるほど
俺の心は満たされた。
18歳。高校三年。
榊原世界《さかきばら せかい》。
吐いて捨てるほど女と付き合って
俺のことを従う友達が沢山いて、
誰も俺を逆らうことなんて出来ない。
俺は無敵だ。
そんな俺の人生が変わり始めたのは
夏のことだった。
俺の喜びであり、快感だ。
だから俺は今まで人を傷つけ
嘲りながら生きてきた。
そうして人の苦しむ姿を眺めるのが
たまらなく好きだった。
人を傷つければ傷つけるほど
俺の心は満たされた。
18歳。高校三年。
榊原世界《さかきばら せかい》。
吐いて捨てるほど女と付き合って
俺のことを従う友達が沢山いて、
誰も俺を逆らうことなんて出来ない。
俺は無敵だ。
そんな俺の人生が変わり始めたのは
夏のことだった。