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時代と罪

作者: 秋葉竹
掲載日:2025/11/08



都にイノシシが走る時代に

逃げるように新幹線で自然の土地へゆく


なんの意味もなかった無人の部屋

最後に一度だけみて終わる


終わるって言葉の意味は深いかな

タイトルをつけるなら『逃避行』


時が流れないことがないように

音が流れない場所がなかった都


都ではひとを愛することも愛されることも

お金でできるから堕ちてしまう夢もあった


別れの曲が耳奥で歌われているマルキュー

美唄という町の名の響きが好きになった夜




ようやく雲から白い光が射す波のように

だんだんと寒くなって秋は冬になる


都のうたを聴きながら駅へ向かう足は

まるで深夜の酔っ払いのよう縋る肩もない


内容なんて何処にもなかった都に

別れを告げるひとももういない都に


メッチャふざけた贅沢な時間だったなと

唇から漏れてしまうのはただの元気なうた


乾いた風が傷つけないように静かに吹く

忘れられない匂いが鼻腔をくすぐる


このテクノロジーだらけの街を去り

自然に帰ることを決めたさすらいの罪






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― 新着の感想 ―
あの喧騒と人混みを思い出しました。とても素敵な詩です!!
 とはいえ、都会だからこその逆説の情緒。  のどかな田舎にはない「うた」ですね。  それもひとのいとなみかな。
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