一刀、突然桃香の前から消えるのこと
虎牢関での戦い
その際中、桃香が金角に切られたことで悟空に封じられていた二つ目の封印が解かれ悟空はあっという間に金角を圧倒し、月が囚われていた浄瓶を奪い返した。
その事で金角に縛られていた恋も解放され、二人の力を合わせて金角を圧倒するのだった。
悟空「さぁて、このままブッ殺してやるぜ!」
金角「ひぃっ!?」
もはやまともに動けない金角に対して止めを刺そうとする悟空
すると
恋「┅ダメ。こいつには月を出してもらわなきゃならないから殺しちゃダメ」
恋が浄瓶に囚われた月を金角から出させるため殺されるのを阻止した。
だが
悟空「うるせぇ! そんなこと俺の知ったこっちゃねぇ! こいつは桃香を殺したんだ。同じ目に遭わせなきゃ俺の気が済まねぇ! 邪魔するってんならお前が相手でもいいぜ!」
スッ!
悟空が恋に対して構えると
恋「┅仕方ない」
スッ!
恋も悟空を前に構えた。
愛紗「あの二人、まさか戦う気か!?」
鈴々「鈴々達は董卓を助けれればいいんだから戦う必要なんて無いのだ!?」
星「二人を止めねば!?」
しかし、回りが二人を止めるより先に
悟空「ハァッ!!」
バッ!
悟空が恋に迫ったその時!
「やめてください!」
悟空「!?」
愛紗「今の声は!?」
突然誰かの声が聞こえ、悟空の動きが止まった。
その声の主こそ┅
バァンッ!!
金角に切られたはずの桃香であり、朱里達に支えられながらも元気な顔で立っていた。
悟空「と┅桃香!?」
愛紗「桃香様!?」
鈴々「足があるから幽霊じゃないのだ!?」
皆が桃香が無事なことに驚いていた。
桃香「まったくもう、みんなして私が死んだ風に言わないでくださいよね」
星「しかし何故!?」
確かに桃香は金角に切られたはずであったが
桃香「私だって一応軍を率いる長ですもの、身を守るために鎖帷子を巻いといたおかげであまり出血がなかったんです」
桃香が鎖帷子を着用
それは側近である愛紗ですら知らない事実であった。
イナモ「出血が少なければワシの妖術で傷口を塞ぐことが可能なのじゃ。まぁ、失血は回復できぬがのぅ」
そういうことであった。
すると
悟空「まったくもう、桃香は心配かけさせやがって」
桃香「えっ?」
悟空は桃香に近づき
むにゅんっ♪
悟空「罰としてこれくらいは当然だよな」
桃香のおっぱいを揉む悟空であったが
桃香「い┅いやあぁーーっ!!」
ドッカァーーンッ!!☆ミ
悟空「ぐふぅっ!?」
キランッ☆
当然そんなことが許されるはずがなく、悟空は桃香に殴り飛ばされ星になった。
愛紗「当然だ。あの馬鹿者め」
だがこの時、これが一刀との別れになる瞬間だなんて誰も予想していなかったのだった。
一方
金角「にゃ┅にゃんじゃきゃちりゃにぇえぎゃ、ひみゃにょうひににぎぇしゃしぇちぇみょりゃうじぇ!?」
訳:な┅何だか知らねぇが、今のうちに逃げさせてもらうぜ
皆が見ていない隙をつき、こっそり逃げようとする金角の前に
ザッ!
恋「┅逃がさない」
恋が現れ更に
ザッ!
霞「逃がさへんで!」
ねね「覚悟しやがれなのです!」
後ろには服を破きあってボロボロの格好になった霞とねねが立ち塞がった。
通常ならまだしも、ボロボロな金角に勝ち目はなく
金角「ぎょ┅ぎょべんにゃさい!? きゃいひょうしゅりゅきゃりゃゆりゅひちぇきゅじゃちゃい!?」
訳:ご┅ごめんなさい!? 解放するから許してください!?
金角は頭を下げ、月を解放するしかなかった。
一方その頃
一刀「いてて!? 桃香の奴め、久々にぶっ飛ばしやがって!?」
桃香に殴り飛ばされた一刀の前に
スッ!
一刀「な┅何だ!?」
数名の坊主が現れると
坊主達「「「南無三!」」」
シュルルッ!!
一刀「のわっ!?」
一刀を術で縛り上げた。
一刀「何しやがるんだクソ坊主!」
いきなり縛られることに文句を言う一刀であったが
坊主「お釈迦様、猿を捕らえました」
一刀「大仏だと!?」
坊主達の口から出た大仏(お釈迦様)という言葉に驚くのだった。
そして
パカッ!
月「ぷはぁっ!?」
金角が浄瓶からの出し方を白状したことでついに月は浄瓶から解放された。
恋「┅月!」
霞「無事でよかったわ」
月「恋さん、霞さん、心配かけて申し訳ありませんでした」
董卓軍が感動の対面をするなか
桃香「そうだ。一刀さんを連れてこないと┅」
桃香が一刀を探しに行こうとしたその時
『劉備よ』
桃香の耳に誰かの声が聞こえてきた。
桃香「この声って確かお釈迦様!?」
愛紗「桃香様、どうかいたしましたか?」
どうやらお釈迦様の声は桃香にしか聞こえなかったらしい
『単刀直入に言う。お前に預けた猿だが、このまま地上に置いておくのも危険なため天界にて預かっておく』
桃香「えぇっ!?」
『お前の肉を食べれば不死身になるだの妖力が増すという噂はガセだと妖怪達に伝えておくので安心して旅をするがよい。それではまたな』
桃香「あっ、ちょっと!?」
突然声が聞こえ、突然の言葉を言ってお釈迦様からの連絡は途絶えた。
桃香「一刀さん┅」
色々とあってもまだ一緒に旅を続けてられる。
そう思っていた一刀との旅は終わりを向かえるのだった。




