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悟空、二つ目の封印が解かれるのこと

密かに董卓を助けようとする劉備軍


しかし考えが甘く、董卓軍に囲まれてしまうが一刀達と戦いたい金角の策略により悟空VS金角、愛紗達VS恋という予想通りの戦いが始まるがこれまた予想より厳しく


悟空は金角によって動きを封じられ、愛紗達も恋一人に苦戦するなか、悟空が金角に切られそうになったところを桃香がかばい、切られてしまった瞬間、悟空の様子がおかしくなったのだった。


一方その頃、お釈迦様のいる天界では


お釈迦様「がははっ! この漫才は面白いな」


呑気に横になりながらテレビを見ていた。


すると


神の使い「あのぅ、お釈迦様、そんなに呑気にしていていいのですか? あの馬鹿猿(悟空)の封印が解かれたのですよ。いつまた天界に乗り込んでくるのか心配で夜も眠れません!?」


桃香による悟空の復活後、天界への再襲撃を心配する神の使いであったが


お釈迦様「何じゃ、そんなことを心配しておったのか、だからお前は頭が剥げるんじゃ」


神の使い「は┅ハゲって、これは剃髪(ていはつ)ですが!?」


お釈迦様「安心しろ。確かに悟空の封印が解かれたがそれはあくまで一つだけの力が解放されたに過ぎん」


神の使い「と言いますと?」


お釈迦様「実は奴を封印した際、力を三つに分けて封印した。一つ目だけだと小物妖怪や実力が中の中妖怪を倒すことはできても中の上妖怪以上には知恵を使わねば勝てん。そして二つ目が解放されれば中の上妖怪を倒すほどだが上の中妖怪以上を倒すことができない。最後の三つ目が解放されれば奴が再び天界に攻め込む程の力を得る。じゃが力を解放するにはかなりの条件が必要とされる。あの馬鹿猿にそれができるとも思えん。もし二つ目が解放されたのならば私は皆の前で裸躍りしてやろうではないか」


余程のことがないとあり得ないと思っているからなのかすごい条件を言うお釈迦様


神の使い「な┅成程!?」


あまりの発言に神の使いが呆れていると


ピロロッ♪


神の使い「あっ、はい。もしもし」


神の使いが電話に出ると


神の使い「えぇっ!? わかった。お釈迦様に報告する。お前はそのまま監視を続行しろ!」


神の使いが慌てながら電話を切ると


神の使い「お釈迦様、いま地上の監視員こら連絡があったのですが驚かないでくださいよ!?」


お釈迦様「何をそんなに驚いている? 私はたとえ人類が絶滅しようとも驚きはしないから言うがよい」


お釈迦様がそう言うので神の使いは言った。


神の使い「実は悟空の二つ目の封印が解けてしまったそうです!?」


神の使いが報告すると


お釈迦様「なぁ~んだ。そんなことか」


神の使い「あれ?」


お釈迦様は驚きはしない


と思われたが


お釈迦様「な┅何だってーっ!?」


即座に状況を理解し、驚いた。


神の使い「反応が鈍いですよ!?」


お釈迦様「ど┅どうしよう!? まさかこんなに早く二つ目の封印が解放されるだなんて!?」


今更ながら焦るお釈迦様に


神の使い「そういえばお釈迦様、封印が解かれたら皆の前で裸躍りするっておっしゃいましたよね」


ギクッ!?


神の使いがそう言うと


お釈迦様「あ┅あぁ、神が決めたのだからやってやろう!?」


裸躍りを行う宣言をするお釈迦様であったが


お釈迦様「ただし、百年後ぐらいにな」


ずこぉーーっ!!


約束をかなり先延ばしにするのだった。


一方、地上では┅


金角「な┅何だこいつ!? 幌金縄を力ずくで引きちぎるだと!?」


まさかの出来事に驚く金角


シュッ!


そして悟空が一瞬金角の前から消えると


ドグボォッ!!


金角「ごほぉっ!?」


突然金角が悟空の目の前に現れ、金角を殴り飛ばした。


金角「こ┅こいつ、さっきより確実に力が増してやがる!?」


妖怪の実力を見れば金角は中の上クラスの妖怪


お釈迦様が言っていた通りならば二つ目の封印が解かれた悟空の相手ではなかった。


だが


金角「俺にはこいつがあるのを忘れたようだな!」


スッ!


金角は瓢箪を取り出すと


金角「こいつで吸い込んでやるぜ! 悟く┅」


金角が悟空の名を呼ぼうとするが


ガシィッ!!


金角「あがぁっ!?」


悟空は金角の舌をつかんでしゃべるのを防いだ。


悟空「こいつがあるからその瓢箪は厄介なんだよな。だったら┅」


すると悟空は


悟空「こんなもの、こうしてやるよ!」


ぶっちぃーーんっ!!


金角「あがぁーーっ!?」


金角の舌を引っこ抜いてしまった。


朱里「はわわっ!?」


雛里「あわわっ!?」


イナモ「見ていて心臓に悪いのぅ!?」


戦えない三人は見ているしかないのだが驚きの展開にハラハラしていた。


金角「ほ┅ほろやりょう!?」


訳:こ┅この野郎!?


悟空「これで俺をその瓢箪に吸い込むことができなくなったな」


これで金角の手は封じたと思いきや


金角「ほいひょひゅ! しょんにゃやちゅりゃあいへににゃにをひちぇいふ!」


訳:おい呂布! そんな奴ら相手に何をしている!


恋を呼ぶ金角。舌を抜かれているため何を言っているのかはわからないが


恋「┅なに?」


恋は唇の動きを読んで金角の言葉を察した。


金角「しょんにゃやちゅらひょりまぶふぁひょっひをはふぇいひろ!」


訳:そんな奴らよりまずはこっちを加勢しろ!


悟空の相手を恋にさせようとする金角であったが


恋「┅今すぐは無理。こいつら強い」


愛紗達の相手をしているため恋は金角の元へ向かえなかった。


するとそんな恋に対して


金角「ひょれにひゃかりゃうひか! にゃりゃ、ひょのにゃひゃのひひょじちぎゃぼうにゃっへにょひひんびゃりゃ!」


訳:俺に逆らう気か! なら、この中の人質がどうなってもいいんだな!


スッ!


金角は董卓を封じ込めた浄瓶を懐から出そうとするが


金角「ひゃれ?」


訳:あれ?


懐を探す金角であったが浄瓶は見つからなかった。


何故ならば


悟空「探し物はこれか? お前をぶん殴った時にすっといたぜ」


スッ!


金角に盗んだ浄瓶を見せる悟空


金角「にゃにぃーーっ!?」


訳:なにぃーーっ!?


いつの間にか金角から浄瓶を盗んでいた悟空


すると


恋「┅もうお前に従う必要はない。今までよくも恋達を苦しめたな」


形勢が逆転し、金角に襲いかかろうとする恋


金角「ふ┅ふしょーっ!?」


訳:く┅くそーっ!?


そして追い詰められた金角は


金角「ひゅ┅ひゅうへいひひれんじゃ!」


訳:りゅ┅流星七連打!


ブォンッ!!


七星剣を空目掛けて振るい


ゴゴゴッ┅!!


空から大量の隕石を降らした。


金角「ひょにょみゃみゃべひひんちゅびゅしゃれりょ!」


訳:そのまま全員潰されろ!


勝ち誇る金角であったが


悟空「いくぜ呂布!」


恋「┅わかった」


スッ!


悟空と恋は互いに構えると


悟空「おららぁーっ!!」


ドカカカァーーッ!!


シュシュシュッ!!


悟空は拳で、恋は戟を使って隕石を全て破壊した。


金角「ひょ┅ひょんにゃびゃひゃにゃ!?」


訳:そ┅そんな馬鹿な!?


まさかの出来事に驚く金角であったが


悟空「お前に驚く時間はねぇ!」


ドカァッ!!


金角「ぐほぉっ!?」


再び悟空に殴られる金角であった。


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