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張遼と陳宮、手が出せず悔しがるのこと

たった8人で汜水関を攻略した一刀達劉備軍


それに対し大軍で挑みながら虎牢関にて金角一人に敗北した麗羽率いる袁紹軍


これに腹を立てた麗羽は劉備軍に次の虎牢関への出陣を命じ、董卓軍の(まお)を通じて金角に捕らわれている董卓を救おうと考えていた桃香達は狙い通り虎牢関へ向かうことができた。


その目的は虎牢関にいる金角を何とかすれば同じく虎牢関にいる恋、霞とも戦わないですむかもと思っていた。


うまくいけばいい話なのだが


やはりそううまく計画通りにはいかないようで


バァンッ!!


劉備軍は虎牢関に着いて早々、董卓軍に囲まれてしまった。


一刀「どうなってるんだよこれ!?」


雛里「どうやら董卓軍は相手が私達だと知り、数で攻めてきたようです!?」


相手が少数の中の少数である劉備軍ならばまともに相手をしなくても数万の兵士達で相手をすればいいだけである。


鈴々「こんな大勢で攻めてくるだなんて卑怯なのだ!」


愛紗「これは別に卑怯ではない! ただ我々に兵力がないだけの話だ」


そもそもたった8人で数万の兵士がいる場所に攻め込もうというのが問題外である。


星「一刀殿、先の汜水関のように変身はできぬのですか?」


一刀「できればしたいところだが、相手に妖怪がいないと変身できないんだよ!?」


先の汜水関では銀角がいたので変身できた一刀であったが、この場には見渡す限り董卓軍兵士しかいないため変身できなかった。


桃香「まさか私達、ここで倒されちゃうの!?」


もはや絶望的かと思われたその時


愛紗「んっ! 皆、空を見よ!」


愛紗が空に向かって指をさすと


ゴオォッ!


空から何かが落ちてきた。


鈴々「何が落ちてくるのだ!?」


一刀「鳥か!? それとも飛行機か!?」


飛行機がこの世界にあるわけがなかろう


落ちてきたのは┅


ゴオォッ!!


流星群であった。


ドドドォンッ!!


董卓軍兵士達「「「うわぁーーっ!?」」」


多くの人数で劉備軍を囲っていた董卓軍兵士達は甚大な被害を受けてしまったが


桃香「た┅助かった!?」


人数の少ない劉備軍は被害を受けずにすんだ。


ほっと安心する桃香であったが


一刀「でもどうやら助かったのは人数が少ないだけじゃないみたいだけどな」


一刀がそう言った直後


金角「おうっ、この中に銀角を痛め付けた奴がいる気配がするぜ!」


バァンッ!!


流星群を降らせた張本人である金角が姿を見せた。


すると


霞「このアホぅ! ウチらまで倒してどうすんねん!」


ねね「規律を守りやがれです!」


董卓軍を巻沿いにした攻撃に対して金角に怒る霞とねねであったが


金角「そんなの俺が知ったことか! お前らは所詮俺の邪魔さえしなけりゃそれでいいんだよ。でないと、この瓶を壊してしまうぜ!」


スッ!


金角が霞達に瓶を見せると


霞「くっ!?」


ねね「悔しいですが逆らえないのです!?」


瓶を見せた途端に二人は金角に逆らえなくなってしまった。


それを見た桃香達は


桃香「ねぇ、あれが華雄さんの言ってた董卓さんが捕らわれている瓶ってやつかな?」


朱里「おそらくそうでしょう。あの瓶さえ取り返せば董卓軍とは戦わなくていいかもしれません」


その可能性もゼロではないが


一刀「とにかく、あいつの相手は俺に任せな!」


相手が妖怪であるため


ジャキンッ!!


悟空「さぁ金角、お前の相手は俺がしてやるぜ!」


一刀の姿が悟空へと変化した。


金角「あいつは銀角を痛め付けた奴だな、面白い。ちょうど近くには食えば長生きするという劉備もいることだし、他の奴らの相手はお前らに任せたぜ!」


バッ!


そう言いながら金角は悟空の元へ向かっていった。


霞「勝手な奴やで」


ねね「なら好きに暴れさせてもらうのです。ねぇ恋殿┅」


と、ねねが恋のいる方を見てみると


パッ!


いつの間にかそこに恋の姿はなく


ザッ!


恋「┅恋、劉備軍の相手をする」


バァンッ!!


いつの間にか恋は劉備軍の前に出ていた。


桃香「えぇっ!? 呂布さんが一人で前に出てくるだなんて!?」


人数の勝る側からすれば単騎で出陣はおかしな話なのだが


愛紗「だがこちらにしても好都合」


鈴々「鈴々達が相手なのだ!」


星「よもや三対一が卑怯とは言うまいな」


予定通り愛紗、鈴々、星の三人が恋の相手をすることになった。


恋「┅問題ない。お前達を恋がみんな倒す」


ちらっ!


桃香「えっ?」


そして恋は桃香を見ると


恋「┅そして劉備の肉は恋がいただく♪」


じゅるりっ!


桃香「えぇーっ!?」


さっきの金角の発言を聞き、よだれを流しながら桃香の肉を狙う恋であった。


桃香「私を食べても美味しくないからね!?」


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