華雄、敵軍に助けを求めるのこと
たった8人という少数精鋭でありながら汜水関にいる猫と銀角を倒し、攻略した一刀達
だが一刀達が休んでいる間に華琳から総大将である麗羽が虎牢関を攻めるという馬鹿げた行動を起こそうとしていると聞いたのだった。
そして華琳が去った後
一刀「袁紹の馬鹿なんて死んでくれた方が連合軍のためになるんじゃねぇの」
桃香「気持ちはわかりますけどダメだよ! 朱里ちゃん、それってやっぱり不味いことだよね!?」
朱里「不味いなんてものではありません!? 連合軍の総大将が出陣する。勝てば全体の士気が高まりますが負ければ逆に下がります!?」
そして虎牢関には大陸最強の武力を持つという武将・呂布がいる。
しかも董卓軍には連合軍が知らない妖怪が潜んでおり、そんな相手に麗羽が勝つ確率は100%以上無理であった。
一刀「ったく、あの馬鹿め、回りの迷惑も考えろってんだよ!」
桃香「一刀さん、何処へ行くの?」
一刀「決まってるだろ。董卓軍の裏には妖怪が潜んでいる。なら俺の出番だろうが!」
桃香「で┅でも!?」
変化すれば強いだろうが今の一刀が虎牢関に向かえるはずがないと止めようとする桃香だが一刀は気にせず進もうとしたその時
愛紗「一刀殿、お前に話が┅」
天幕に愛紗が入ってきて
むにゅんっ♪
同時に突っ込んだ一刀の頭が愛紗の胸の谷間に挟まってしまった。
一刀「あぁ、ここは天国か♪」
むにゅむにゅんっ♪
愛紗のおっぱいを揉みながら束の間の幸せを堪能する一刀であったが
愛紗「あぁ、ここはお前をあの世に送る天国だ!!」
ドガバキンッ!!☆ミ
一刀「げぎゃーっ!?」
当然のごとく愛紗からの制裁を受ける一刀
桃香「あ┅愛紗ちゃん、それより何かあったの?」
愛紗「おっとそうでした」
愛紗は一旦掴んでいた一刀の胸ぐらから手を離すと
愛紗「一刀殿、捕らえておいた華雄がお前に話があるようだ」
一刀「俺に?」
何故華雄が自分に話があるのかわからない一刀であったがとりあえず会ってみることにした。
そして一刀達が華雄の捕らわれている天幕に着くと
星「おぉ、皆、揃いましたようですな」
猫「むぐぐーっ!!」
そこには星によって亀甲縛りにされた猫がいた。
一刀「星┅、この縛り方いけるな!」
星「わかりましたか、ただ縛るだけではつまらないので思考をこらしてみましたぞ」
愛紗「そんなつまらない話をするな!」
この後、猫は亀甲縛りではなく普通に縛られた。
一刀「それでかゆかゆさんだっけ、俺に何の用? 悪いけど急いでるんだよね」
猫「かゆかゆではない! 私の名は華雄だ!」
一刀「別にいいじゃん。真名なんて15年以上経ってからつけられたんだしさ」
※事実です。
猫「まぁ、そんなことはどうでもいい。貴様ら劉備軍は銀角を見てもあまり驚かなかったな」
一刀「おいおい、あんな奴一人を見たくらいで驚くような奴は劉備軍にはいないぜ」
桃香「妖怪なら見慣れてますから」
嫌な慣れである。
猫「そして貴様らは妖怪についても多少知識があるようだ。そこで頼みがある」
すると猫は
猫「我が主君である董卓様を妖怪の魔の手から救ってくれ!」
縛られながらも頭を下げる猫
愛紗「董卓を妖怪の魔の手から救ってくれだと!?」
猫「あぁ、そのためだったら私を好きにしても構わない! だから頼む!」
この猫の訴えを聞き
一刀「好きにしても構わないねぇ」
ニヤリっ
一刀がにやけると
一刀「じゃあ、まずは全裸で土下座を┅」
ロクでもない提案をする一刀であったが
ドガバキンッ!!☆ミ
一刀「じょ┅冗談なのに┅!?」
愛紗「目が本気だったぞ! お前は黙っていろ!」
お仕置きとして愛紗の制裁を食らう一刀
桃香「話はわかりました。私も連合軍の一員ですので大きくは動けませんが董卓さんを妖怪の魔の手から助けてあげます」
猫「ありがたい!」
その見返りとして洛陽の見取りを教える猫であった。
一刀「あれ? 協力するのは構わないんだけど、何か忘れているような┅? まぁ、忘れるってことは大したことじゃないんだろうよ」
ところがそうでもなかった。
一刀達は猫の話に夢中ですっかり忘れていた。
麗羽「おーほっほっほっ! 華麗に優雅に前進ですわ!」
総大将である麗羽が虎牢関を攻めようとしていることを




