一刀、桃香は華琳を越えると発言するのこと
偶然にもやって来た場所にて大きな戦いが始まることを知った一刀達
その後、連合軍として皆を集めた張本人である麗羽から人数が少ないと馬鹿にされるもプライドを刺激させ何とか連合軍入りを果たしたのだった。
そして主だった軍が集まったことにより、今日は第一回目の軍議が開かれようとしていた。
麗羽「おーほっほっほっ! 皆さん、わたくしの召集に応じてくれて感謝しておりますわ。これも我が袁家が名家であるからこそできたこと、まず我が袁家がどれだけ名家なのかといいますと┅」
麗羽が軍議の最中だというのに御家自慢をするなか
華琳「麗羽、その話は後で聞くから今は優先すべきことを言いなさい!」
麗羽「おっと、そうでしたわね」
華琳に指摘され、麗羽は御家自慢をやめた。
麗羽「ではまず自己紹介といきましょうか、まずはわたくしと同じ袁家出身である美羽さんからどうぞ!」
麗羽が言うと
美羽「妾は袁術なのじゃ! 麗羽姉様の従姉妹としてこの戦いに呼ばれたのじゃ」
髪型は違うが麗羽に似たような感じの幼女・袁術(真名は美羽)が自己紹介をした。
美羽「そしてこっちが妾の部下である孫策なのじゃ」
孫策「┅孫策よ」
部下扱いされて少々切れ気味の雪蓮
そしてその瞳は美羽を見ながら
孫策「(覚えてなさいよクソガキ!)」
復讐心が燃えまくっていた。
美羽「ひぃっ!? 七乃~、何だか悪寒がするのじゃ!?」
七乃「大丈夫ですからねお嬢様」
孫策の殺気に気付いたからなのか悪寒を感じて怯える美羽を側近の張勲(真名は七乃)が慰めるのだった。
それはさておき
華琳「曹操よ。呼ばれたから一応来たけど私は無能の指示に従うつもりはないからそのつもりで」
白蓮「私は┅」
華琳、白蓮と自己紹介が続いていき
白蓮「って、私はまだ名乗ってすらいないぞ!」
あんたの名前はみんな知ってるからいいの!
桃香「劉備と申します」
桃香の番になり、自己紹介をする桃香であったが
麗羽「皆さん、よくお聞きなさい。この劉備という者はたったの少数で連合軍に加わろうとする愚か者なのですわよ」
桃香の自己紹介が開始された直後、桃香のことを馬鹿にする麗羽
美羽「何と!? そのような奴がおるとは、麗羽姉様の言う通り愚かじゃのぅ」
七乃「はい。そうですねぇ」
麗羽に助長するように桃香を馬鹿にする美羽
愛紗「貴様ら┅!」
桃香「待って愛紗ちゃん!?」
桃香達の実力を知らないで馬鹿にする麗羽達に我慢ができない愛紗が暴れようとするが、ここで暴れれば余計桃香達の印象を悪くするだけであった。
するとその時
一刀「ケッ、ここにいる連中はどうやら節穴の目の持ち主ばかりのようだな」
一刀が皆に向けてそう言うと
麗羽「何ですって! この匹夫が!」
一刀「俺の見る限り、劉備軍はこの中で一番の戦闘力だって言ってんだよ。それも劉備自身は曹操を軽く越えるくらいにな」
桃香「えっ?」
華琳「ふぅん」
桃香の戦闘力は華琳をも越える?
桃香本人ですら頭に?を浮かべるような反応をしていた。
麗羽「あらそうですの、でしたらその強さを見込んで劉備軍には汜水関への先鋒を命じますわ! 汜水関を攻略してきなさい!」
桃香「えぇっ!?」
一刀の不用意な発言により汜水関の先鋒を命じられた桃香達であった。
その後
愛紗「一刀殿、先程の発言はどういうことだ!」
軍議終了後、劉備軍の天幕にて愛紗が一刀に説教をしていた。
愛紗「確かに連中の反応は私でもキレかけるほどであったが、さすがに言い過ぎだ!」
朱里「おかげで汜水関の先鋒を命じられちゃったじゃないですか!?」
軍師である朱里まで愛紗と一緒に一刀を責めるなか
桃香「まぁまぁ二人とも、一刀さん、私のためにあそこまで言ってくれてありがとうございました」
桃香はそんな一刀に対して助けてくれてありがとうと感謝を言うのだった。
一刀「ま┅まぁ連中の態度に腹を立てたのは事実だし、それに俺は嘘は言ってない。桃香は確実に曹操を越えるものを持ってるじゃないか」
桃香「越えるものを持ってる?」
そこまで言われても何なのかわからない桃香であったが
一刀「あの場にいた皆をよく思い出してみな」
桃香「えぇと┅」
軍議の時、あの場にいたのは┅
麗羽、猪々子、斗詩
桃香、愛紗、朱里、一刀
華琳、春蘭、秋蘭
美羽、七乃、孫策
白蓮
というメンバーがいたが
一刀「仮に巨乳が5だとして、貧乳が1とすると」
麗羽達 5、1、4=計10
桃香達 5、5、1=計11
華琳達 2、4、4=計10
美羽達 1、3、5=計9
白蓮 3
そう。軍議の最中に一刀が発した戦闘力とは戦闘力を意味していた。
一刀「ほらな、桃香は曹操を軽く越え、戦闘力は劉備軍が高い数値だろ」
鈴々「本当なのだ! お兄ちゃん、すごいのだ!」
一刀「ハハハッ、それほどでも」
感心され喜ぶ一刀であったが
ドガバキンッ!!☆ミ
愛紗「貴様は馬鹿か!!」
一刀「ぐふぅっ!?」
愛紗にボコられまくる一刀であった。




