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劉備軍、何とか連合軍入りするのこと

民達に優しく接していた洛陽の領主である董卓


だが突如現れた妖怪・金角銀角兄弟によって董卓は捕らわれ董卓は悪逆非道の汚名を着せられてしまい、ついには帝の命によって麗羽による反董卓連合軍が組まれることになってしまった。


そんなこととは知らず


桃香「何だか人が多いね」


鈴々「お祭りでも始まるなのかなのだ?」


愛紗「そんなわけがなかろう! 何だか背後の方から嫌な予感を感じる」


愛紗がそう言った直後


一刀「さすがだな愛紗、俺が尻を触っていることに気付くだなんて」


さすさすっ!


愛紗「ひゃんっ!?」


嫌な気配の原因が一刀のセクハラだと気付いた直後


ドガバキンッ!!☆ミ


愛紗「何をするか貴様っ!」


一刀「ぐふっ!?」


偶然にも洛陽に一刀達が現れたのだった。


一刀「っていうか、このシーンはやり直さなくても┅!?」


それはまぁさておき、その直後だった。


ブォンッ!!


一刀「おわぁっ!?」


一刀にいきなり攻撃が繰り出されたのだ。


一刀「あ┅愛紗、尻を触ったのは謝るからこれ以上制裁しないでよ!?」


愛紗「は? 何を言う。私は何もしていないぞ」


一刀「えっ? だって今も俺の目の前に刃物が┅」


しかし、その刃物はよく見てみると大鎌であった。


そして大鎌を使う人物といえば┅


華琳「ちっ、仕留め損なったわね」


バァンッ!


曹操こと華琳であり、彼女は一刀を仕留め損なったことに対して舌打ちをしていた。


桃香「曹操さん、何でここにいるんですか!?」


鈴々「お前も祭りに来たのかなのだ?」


華琳「祭り? あなた達、もしかして何が起きるかも知らないのにここに来たの?」


桃香「えぇと、その通りです」


事実であった。


華琳「呆れるわね。まぁ教えてやる義理もないけどね」


スッ┅


そう言いながら一刀達の前から去ろうとする華琳であったが


一刀「そんなこと言っちゃって、本当は曹操も知らないから答えられないんじゃないの?」


カチンッ!


一刀の繰り出した挑発に乗ってしまい


華琳「いいわ。教えてあげる。この地にて大きな戦が始まるのよ。でも攻める場所があんなんじゃ攻めるのは無理のようだけどね」


華琳が指した場所は


ボオオォーーッ!!


町の周りを炎が燃えて囲っていた。


桃香「何あの炎!?」


華琳「さぁ、私も来て驚いたけど水をかけても消えない不思議な炎とだけ言っておくわ。あなた達も連合軍に参加したかったらあそこの大きな天幕に向かいなさい」


そう言うと華琳は一刀達の前から去っていった。


桃香「何だかんだで曹操さん、色々教えてくれましたね」


一刀「胸と背丈は低い女だけどプライドだけは高い奴だからな」


そんなことを言う一刀に


ドカァッ!!☆ミ


華琳「胸と背丈が低くて悪かったわね!」


一刀「ぐふっ!?」


戻ってきた華琳による顔面パンチが繰り出されたのだった。


それはさておき


桃香「ごめんください」


桃香達が天幕に入ると


猪々子「斗詩、お客だぜ」


斗詩「何か御用ですか?」


天幕の入り口には受付係の猪々子と斗詩


そして


麗羽「おーほっほっほっ! さすがはわたくし、これほどの人材が集まるだなんてさすがですわ」


一人何もせず調子に乗る麗羽がいた。


その瞬間


シュバッ!


一刀が行動を開始した。


愛紗「(しまった!? 油断して奴を逃がしてしまった!?)」


桃香「(一刀さんの性格からして袁紹さんに襲いかかっちゃうよ!?)」


と思ったが


一刀「お嬢さん、御用はデートの申し込みです」


斗詩「えっ!?」


何と!? 一刀は麗羽ではなく斗詩を口説いてきたのだ。


だがそんな一刀に


ドカァッ!!☆ミ


猪々子「あたいの斗詩に対してなに口説いてやがんだ!」


一刀「ぐふっ!?」


そんな一刀に猪々子の鉄槌が下された。


桃香「あのぅ、連れのものが迷惑をかけて申し訳ありません。連合軍に参加しに来たんですけど」


斗詩「あっ、はい」


そんな一刀は置いといて受付を済ませる桃香


斗詩「ではここに軍の名前と軍の数を書いてください」


桃香「はい」


さらさらっ


桃香「書きました」


斗詩「ありがとうございま┅」


と、桃香の書いた紙を見た斗詩は驚いた。


何故なら軍の名前が劉備軍なのは驚かなかったのだが


軍の数:8人


軍の数が8人という少なさに驚いたのだ。


斗詩「あのぅ、本当に8人何ですか?」


一応聞いてみるが


桃香「はい8人です」


桃香はきっぱり言った。


確かに桃香、愛紗、鈴々、星、朱里、雛里、イナモ、一刀の8人で違いないのだから


だが


麗羽「たったの8人。あなた、わたくしを嘗めてますの!」


あまりの少なさに麗羽が怒鳴った。


桃香「な┅嘗めてなんか!?」


麗羽「お聞きなさい! 我が連合軍は少なくとも兵の数は一軍につき1万はいますの、それがたったの8人だなんて馬鹿にしてますわ! どうしても連合軍に加わりたいのなら雑用係として馬小屋にでも休んでなさい!」


愛紗「なっ! 貴様!」


麗羽「あ~ら、わたくしに楯突くといいますの。猪々子、斗詩、許可しますからこの無礼者達をやっつけてやりなさい!」


猪々子「合点だ!」


斗詩「いいのかな?」


このまま両軍がぶつかりそうになったその時


一刀「ケッ! やっぱり袁紹さん、あんたは馬鹿のようだな」


一刀が麗羽を馬鹿にした。


麗羽「何ですって!!」


一刀「いくら数があるからってアリ百匹と象一頭じゃ戦力が違いすぎる。それにうちは少数精鋭って奴でな、数は少ないが実力はすごいぜ」


劉備軍は少数精鋭。確かに一刀の言う通りであった。


麗羽「ほほぅ、なら特別に連合軍に参加させてあげましょう。ただし、一度でも敗北したら劉備軍は連合軍の雑用係ですわよ! 覚悟なさい!」


こうして何とか連合軍に参加することができた桃香達


その帰り道にて


鈴々「お兄ちゃん、さすがなのだ!」


朱里「あの袁紹さんを言い負かせるだなんて」


一刀「あんなタイプはプライドを刺激すれば挑発にのる。曹操と同じタイプさ、それによく見たら髪も同じ縦ロールだし、もしかしたら親戚なのかもな」


二人が聞いていたら絶対拒否する台詞を言う一刀


そんななか


桃香「どうしたのイナモちゃん?」


イナモは燃える炎に囲まれた洛陽を見ていた。


イナモ「いや、何でもないぞ」


この時は何でもないと思っていたイナモであったが


イナモ「(あの炎を使う妖術、何処かで見た気がするが気のせいか?)」


実は思い出せていないが炎に見覚えがあったのだった。


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