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一刀、爆乳美女のために戦うとのこと

桃香の望みである国を作るため旅を続ける一刀達であったがなかなか次なる目的地にたどり着けないでいた。


鈴々「なかなか次の目的地に着けなくて退屈なのだ」


愛紗「お前がしょっちゅう食べ歩きしているからだろう」


鈴々「違うのだ! 作者の展開が遅筆なのが悪いのだ!」


それはどうもすいません


一刀「はぁ、もう一歩も歩けない。たまには裸の姉ちゃんでも走ってくれば元気が出るのに」


愛紗「そんな展開あり得ぬわ!」


愛紗が一刀に説教したその直後!


びくんっ!


一刀「聞こえる!」


一刀が何かを感じ取った。


桃香「何が聞こえたの?」


朱里「聞こえた?」


雛里「全然」


他の皆には聞こえなかったようだが


一刀「あっちだ!」


バビュンッ!!


一刀は声の聞こえた方へ走り去っていった。


愛紗「って、もう一歩も歩けないのではなかったか!」


一刀が去った後、その事に気付いた愛紗は突っ込むのだった。


一方その頃、一刀が向かった先では


?「無礼者、離しなさい!」


アニキ「無礼者だと、笑わせるぜ」


チビ「そんなエロい服着てそっちから誘ったくせによ」


デク「だな~」


胸元が大きく開き、爆乳の持ち主である女性が三人組の賊に絡まれていた。


アニキ「あんた、ちょっと歳は高いがその爆乳に免じて可愛がってやるぜ」


この可愛がるという言葉は当然エッチなことを意味する。


だがそれ以前に


?「誰の歳が高いですって┅」


俗に言う年増呼ばわりされた女性が賊の一人に対して殴りかかろうとしたその時!


一刀「おらぁっ!!」


ドカァッ!!


アニキ「ぐほっ!?」


女性が殴るより先に突然現れた一刀が賊の一人に対して飛び蹴りを食らわしブッ飛ばした。


チビ「アニキ!?」


デク「誰なんだなお前!?」


賊が突然現れた一刀に驚くと


一刀「俺か? 俺は美女のためなら閻魔大王が相手でも戦う男、その名も北郷一刀だ! 覚えておけよ!」


バッ!


そう言いながら賊に向かっていく一刀


しかし、一刀の戦闘力は愛紗達武将はおろか、一般兵士以下なのだが


チビ「ぐほっ!?」


デク「こいつ、強いんだな!?」


美女を守る!


そのためならば一刀の戦闘力は一般兵士より少し上になるまで跳ね上がるのだ。


チビ「ひぃっ!? デク、逃げるぞ!?」


デク「覚えておけなんだな!?」


リーダー格である髭の男を連れて賊の三人組は逃走した。


一刀「もう忘れたわい! モブキャラめが!」


そして一刀は賊を追い払うと


一刀「お姉さん、お怪我はありませんでしたか?」


スッ!


一刀は女性の手をとるとイケメン風な顔で聞いてきた。


?「え┅えぇ、あなたが助けてくれたおかげで私は傷一つ負わずにすみましたけど、あなたはどうして私を助けてくれたのですか?」


女性は一刀に対して何故自分を助けたのかを聞いてきた。


それに対する一刀の答えは┅


一刀「それはもちろん、あなたの(おっぱいを守る)ためです!」


最低な理由であった。


一刀「(あの大きさはこの間出会った孫策さんや愛紗達以上、なら俺はこの爆乳を守る!)」


おっぱいを守るためなら本当に閻魔大王が相手だろうと戦う男、北郷一刀


だが一刀の本心を知らない女性は


?「う┅美しいだなんて、それに私を守るだなんて」


美しいと言われたことで浮かれまくっていた。


一刀「お礼なんて要りません。どうしてもと言うのでしたらあなたのそのお乳を揉ませて┅」


と、女性が浮かれている間に一刀が手をワキワキしながら女性のおっぱいを揉もうとしたその時!


ドッカァーーンッ!!☆ミ


愛紗「貴様は何をやっているんだ!」


一刀「もうちょっとだったのに!?」


一刀は駆けつけた愛紗によって制裁を受けるのだった。


桃香「連れのものが申し訳ありません。お怪我はありませんか?」


?「いいえ、私は何も┅」


そこへ桃香達が追い付くと


?「そうだ。あなた達、五歳くらいで髪を結った女の子を見かけませんでしたか? 私の娘なんです」


と女性が聞いてきた瞬間


一刀「なぁっ!?」


がびーーんっ!?


女性が子持ちのことに一刀はショックを受けていた。


幼い子供の子持ち。それはすなわち夫がいることを意味しているのだから


一刀「そうだよね。こんな美人がいたら俺だって速効で声かけるもん。独身なのがおかしいんだよな┅」


いじけてしまい、体育座りでぶつぶつ言う一刀は置いといて


桃香「いいえ、見てませんけど、どうしたんですか?」


?「実は最近娘が鈴の()が聞こえると言いまして、私には聞こえなかったんですが勝手に外に出てから行方がわからなくなったんです」


イナモ「鈴の音じゃと、もしかしてお主、未亡人か?」


?「えぇ」


女性はイナモの質問に答えた。


未亡人┅夫と死別、又は離婚したが再婚しない女性


イナモ「やばいのぅ、もし子供の失踪の原因が妖怪ならば、そいつは隠れ座頭(ざとう)の仕業かもしれぬ」


桃香「それってどんな妖怪なの?」


イナモ「ワシも噂でしか聞かぬが親がいなかったり、片親の子供を拐って食べてしまうという恐ろしい妖怪なのじゃ!?」


?「そんな!? 娘が食べられて┅」


がくんっ!


愛紗「しっかりしてください!?」


娘が妖怪に食べられる姿を想像してしまい、女性は気を失ってしまった。


桃香「イナモちゃん、その妖怪の居場所はわかる?」


イナモ「それが厄介なことに隠れ座頭は大人には見えぬ空間に住んでおるのじゃ」


愛紗「とにかく、その空間とやらにたどり着いて子供を救出するしかあるまい! 一刀殿、落ち込んでないで┅」


と、愛紗は体育座りしている一刀の方を見るが


一刀「誰が落ち込んでるって? いくぜ皆!」


そこには元気になった一刀がいた。


一刀「(未亡人。ならば子持ちだろうが爆乳なら俺は有りだね!)」


女性が未亡人だとわかった瞬間、一刀は元気になったのだった。


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