一刀、数え役満☆姉妹のサイン色紙を手に入れるのこと
大陸で騒動を起こしている黄巾党の存在を知り調査する一刀達
だが黄巾党の実態は張三姉妹こと数え役満☆姉妹による洗脳ライブであり、調査に来ていた一刀と鈴々も洗脳され黄巾党の一員となってしまうも洗脳されていても巨乳を優遇する一刀の性格に貧乳の地和が激怒し、黄巾党達に一刀達を襲うよう指示を出したが
黄巾党を操っているのがマイクだと知り桃香達と天和達でマイクの争奪戦が開始されるなか、一刀のオナラを食らったマイクがシルクハットを被った道化師のような姿に変化したのだった。
道化師「ゲホホッ!? 高貴なミーに臭い屁を食らわせるだなんてひどい奴ザンス!?」
一刀「何だ? この出っ歯がありそうな口調の道化師は?」
道化師「出っ歯なんて無いザンス! ミーの名は太平要術。あらゆる望みを叶える度にミーの力が増える妖怪ザンス」
自ら自己紹介をする太平要術
太平要術「手始めにあそこにいる馬鹿な女達の望みを叶えていった結果、ついにミーは実体化する力を手に入れたザンス!」
地和「馬鹿な女ですって!」
天和「ひど~い!」
人和「私達を利用したわけですね」
太平要術「今更気付いても遅いザンス。力が高まったミーにもうお前達は必要ないザンス!」
天和達を馬鹿にする発言を聞き
地和「もう怒ったわよ! みんな、そこにいる変な奴を襲って!」
マイクに向かって叫ぶ地和であったが
黄巾党「へっ?」
黄巾党「何で俺達がそんなことをするんだ」
地和「ちょっと、どうなってるのよ!?」
黄巾党は誰一人として命令を聞いてくれなかった。
太平要術「お馬鹿さん! 今まではミーの妖術で操っていただけザンス。今度はミーがこいつらを利用させてもらうザンス!」
ボンッ!
すると太平要術はマイクを出現させ
太平要術「ヘイ! 黄巾党の諸君、この場にいるミー以外の邪魔者を一人残らず殺してやりなさい!」
太平要術がマイクに向けて叫んだ瞬間
黄巾党「太平要術様以外を┅」
黄巾党「一人残らず殺せ┅」
ずんずんっ!
黄巾党達が操られ、桃香達はおろか天和達にまで襲いかかってきた。
天和「きゃあっ!?」
地和「ちょっと! 何であんな奴の言うこと聞いてるのよ!」
人和「とにかく逃げましょう!?」
追う側から追われる側となってしまう天和達
しかし、逃げるのにも限度があり
天和「行き止まりだ!?」
とうとう追い詰められてしまった。
太平要術「さぁ皆さん、とっととやっちゃうザンス!」
黄巾党達「「「うおぉーっ!!」」」
地和「こっち来ないでよ!」
人和「もうダメですか!?」
更なる指示で黄巾党達が激しく迫るなか
シュッ!
天和「えっ?」
悟空「助けてやるぜ」
相手が妖怪ということで久し振りに悟空となった一刀が天和達の前に現れ
ガシッ!
ガシィッ!!
天和と人和を両脇にかかえ
シュルリッ!
地和を足の指でつかんだ。
地和「ちょっと! 何でちぃだけこんな扱いするのよ!!」
悟空「文句を言うな! そらよっ!」
ビュンッ!!
抱き方に文句を言う地和を無視し、悟空はその場を高く飛んだ。
天和「うわぁっ、すごーい!?」
地和「なぁっ!?」
人和「あなたにこれほど身体能力があっただなんて」
一刀の身体能力に驚く三人であったが、それだけに気付いてなかったのだ。
むにゅにゅっ♪
悟空「(うひょひょっ♪)」
悟空がこっそり天和と人和のおっぱいを揉んでいたことを
すたっ!
桃香「一刀さん!」
そして悟空は顔がにやけていたことがバレる前に顔を元に戻し、桃香達と合流したのだった。
太平要術「逃げても無駄ザンス! さぁ黄巾党の皆さん、奴らを捕らえるザンス!」
黄巾党達「「「うおぉーっ!!」」」
天和「まだ追ってくるよ!?」
地和「本当にしつこい奴らね」
人和「どうにかしないと」
このまま逃げ続けるわけにもいかず
すると
朱里「あの妖怪は元はマイク、なら使えなくすれば力が消えてしまうのでは┅」
朱里が言うと
悟空「それだ朱里!」
朱里「はわわ!?」
悟空「俺に考えがある!」
そして珍しく悟空が作戦を皆に伝え
悟空「へい黄巾党の皆さん、お前らがお探しの天和達はここだぜ!」
天和「きゃーっ!?」
人和「助けて~」
地和「またちぃだけ足で掴んで!」
悟空が天和達を連れているのを発見した黄巾党達は
黄巾党達「「「うおぉーっ!!」」」
一刀目掛けて一斉に襲いかかっていった。
太平要術「まったく、あいつらったら回りを見てないザンスね。慌てず回りさえ見ていれば┅」
と太平要術が言った瞬間
シュバッ!!
愛紗、鈴々、星の三人が太平要術目掛けて上から襲いかかってくるが
太平要術「避けるのも容易いザンス」
サッ!
愛紗「なっ!?」
星「何と!?」
鈴々「避けられたのだ!?」
三人による襲撃は避けられてしまった。
太平要術「ユーはミーに勝つことはできないザンス!さぁ黄巾党達よ、こいつらをまとめて┅」
そして太平要術が更なる指示を与えようとしたその時!
ゴォッ!!
ゴッチィーーンッ!!☆ミ
太平要術「みぎゃあっ!?」
急に重そうな箱が落下し、太平要術の頭目掛けて繰り出された。
これはどういうことかというと
愛紗「桃香様、皆、よい行動です」
桃香「えへへっ、やったね」
上に潜んでいた桃香達が箱を落としたからであった。
太平要術「おのれ~、高貴なミーに対してなんたることを! だが残念ながら妖怪であるミーにはダメージ無しザンス」
確かに悔しいが太平要術の言うように太平要術にダメージを与えることができなかった。
太平要術「さぁ黄巾党の皆さん、早くこいつらを襲うザンス!」
太平要術は更なる指示を出したのだが
黄巾党「ひっ┅、化け物だ!?」
黄巾党「逃げろ!?」
太平要術「えっ? どうしたザンス!?」
黄巾党達は洗脳されず、太平要術を見て逃げてしまった。
太平要術「何でザンス!? というか、マイクの調子がおかしい気が!?」
太平要術がマイクの不調に気付くと
悟空「大正解だよ!」
バッ!
悟空が太平要術の前に現れた。
悟空「お前はマイクの妖怪、なら衝撃を与えればマイクは壊れるのさ」
※歌う前にマイクを叩く行為がありますが本来行ってはいけません。
何故ならマイクは中に薄い鉄の板があり、それが外れるとマイクが壊れてしまうからです。
太平要術「何ですとーっ!?」
さっき頭に衝撃を与えたのは倒すためではなくマイクを壊すためであった。
悟空「てなわけで、くたばりやがれ!」
ドカァッ!!
太平要術「ザンスーっ!?」
ボンッ!
悟空の攻撃を食らい、太平要術は元のマイクの姿に戻るのだった。
その後
天和「みんな~、今まで私達に付き合ってくれてありがとう」
地和「私達、黄巾党は解散します」
「「「えぇーーっ!?」」」
アイドルの引退発言を聞いて驚く黄巾党達であったが
人和「その代わり、これからは数え役満☆姉妹として活動するので┅」
三人「「「よろしくお願いしま~す!」」」
これからは黄巾党ではなくアイドルグループ、数え役満☆姉妹として活動する三人であった。
愛紗「これでよかったのでしょうか?」
桃香「いいんじゃない。彼女達が幸せなんだからさ」
悪は滅びたのでよしとする桃香
一刀「まぁ、解散されたらファンが悲しむしな」
そんな一刀の手には色紙が握られていた。
鈴々「お兄ちゃん、それは何なのだ?」
一刀「これか? 実はこっそりもらっといたんだよね♪」
バンッ!
それは『一刀さんへ』と書かれた天和と人和のサイン色紙であった。
一刀「ただの色紙じゃないぞ! 助けた礼としておっぱい押し当ててもらった限定品なんだぜ」
ちなみに地和のは無い
一刀「あぁ、俺はこのおっぱい押し当てたサイン色紙を愛紗のパンツと共に一生の宝物にするんだ」
一刀がふとそう言うと
愛紗「私の下着だと、それはどういうことだ!」
愛紗は一刀の発言をバッチリ聞いてしまった。
一刀「いや、その┅!?」
慌てて誤魔化そうとする一刀であったが時既に遅く
愛紗「そういえば前に下着が無くなっていたな! あれは貴様の仕業だったのか! 私の下着を返せ! あと色紙を破壊してくれる!」
一刀「やなこった!?」
その後、パンツは奪われてしまったがサイン色紙だけは何とか守り抜いた一刀であった。