表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/29

張飛、食べ過ぎてお仕置きをされるのこと

今回は展開は少々変えていますがヨウコさんより送られたキャラが登場します

劉備の肉を食べれば不老不死になる。


どういうわけかそんな噂が妖怪達の中で流れていた。


妖怪A「おいおい聞いたか? 劉備の肉の話」


妖怪B「あぁ、食えば不老不死になるんだろ」


妖怪C「俺は妖力が高まるって聞いたが」


妖怪D「俺は食うとイケメンになると聞いたぞ」


噂話には尾鰭(おびれ)背鰭(せびれ)がつくと言うがそれは妖怪達の間でも同じであった。


すると


?「ふむ、ならば我が劉備の肉を食うてやるとするか」


一人の妖怪がそう言って場を離れたのだった。


一方その頃


一刀「ふぁ~~っ」


一刀が大きなアクビをすると


愛紗「こら一刀、そんな大きなアクビをするでない! 共に旅をするものとして恥ずかしいではないか」


一刀を注意する愛紗であったが


一刀「仕方ねぇだろ。オナラとアクビは自然に出るもんなんだからさ」


ブッ!


そう言いながら一刀がオナラをすると


愛紗「このっ! 下品な行動はやめろと!」


桃香「まぁまぁ愛紗ちゃん、オナラくらい勘弁してあげようよ」


いつものように一刀にお仕置きしようとする愛紗を止める桃香


一刀「そうだよ愛紗ちゃん、だからおっぱい触るのも許してあげようよ」


むにゅんっ♪


そう言ってどさくさ紛れに愛紗のおっぱいを揉む一刀であったが


愛紗「許すかぁ!」


ドカァッ!!☆ミ


一刀「ぐふっ!?」


桃香「今度は止めないからね」


一刀は愛紗に制裁をされ、今度は桃香も止めなかった。


星「フフッ、ここではあのようなことが日常茶飯事なのか」


朱里「慣れれば突っ込む気力も無くなりますよ」


もはや朱里も一刀の行動に突っ込まなかった。


するとその時


雛里「皆さん、こっちです!」


先の様子を見に行っていた雛里と鈴々が戻ってきた。


桃香「雛里ちゃんに鈴々ちゃん、どうだった?」


二人から話を聞くと


鈴々「この先に大きな宿があったのだ。折角だからそこに泊まるのだ!」


宿を見つけたので泊まろうと思う鈴々であったが


愛紗「鈴々よ、残念ながら我々には宿に泊まるほどの金が無いのだ」


鈴々「にゃにゃっ!? 一体誰のせいで貧乏なのだ! 鈴々が懲らしめて┅」


と言う鈴々であったが


愛紗「お前の食欲のせいだろうが!」


ぐい~~んっ!!


鈴々「にゃにゃ~っ!?」


お仕置きとして鈴々のほっぺを引っ張りまくる愛紗


雛里「愛紗さん、それがその宿は今は団体様につき無料だそうです」


愛紗「何だと!? タダならなぁ┅」


無料と聞いて考えを改める愛紗であったが


一刀「くだらねぇ、俺は寝れさえすれば別に野宿で構わねぇ┅」


雛里「ちなみにその宿、温泉がついているそうです」


雛里がそう言った直後


一刀「さぁ、みんな、早く宿に泊まろうぜ!」


桃香達「「「だぁーーっ!?」」」


ずこぉっ!!


態度の変わりようにずっこける桃香達


愛紗「全くあいつは!」


桃香「まぁまぁ愛紗ちゃん、たまには宿で休もうよ」


というわけで宿に泊まることにした桃香達


そしてその宿に向かうと


バァンッ!


そこには立派な宿があった。


愛紗「何故このような場所にこんな宿があるんだ?」


一刀「どうでもいいじゃん。話の都合ってことでよ」


話の都合


意外と便利な言葉である。


すると


ガラッ!


宿の扉が開き


女将(おかみ)「ようこそいらっしゃいませ。私はこの宿の女将でございます」


中から和風の着物美人が現れた。


一刀「女将さん、7人泊まりで! 団体さんだからタダだよね!」


女将「は┅はい!?」


一刀「料理は是非とも女将さんの女体盛りで!」


女将「えぇっ!?」


とんでもないことを言う一刀を


ゴッチィーンッ!!☆ミ


愛紗「この変態が!!」


一刀「ぐふぅっ!?」


愛紗が許すわけがなく一刀が制裁のゲンコツを食らってしまった。


愛紗「女将、この変態はほっといてくれ」


女将「は┅はい」


女将は少々驚きながらも


女将「それでは劉備一行様のお泊まりでございます」


桃香達を宿に招き入れたのだが


桃香「(あれ? 私、名前を名乗ったっけ? きっと一刀さんか愛紗ちゃんが言ったんだね)」


桃香は女将が自分のことを劉備と呼んだことに疑問を抱くがすぐに気のせいだと思い込むのだった。


そして桃香達が宿に入った後


女将「フフフッ、罠とも知らずに入るとは愚かな奴らじゃのう」


女将がそう言うと


ボンッ!


女将の体から煙が噴き出し


?「劉備の肉、必ず食うてやるぞ」


そこには女将の姿はなく、狐耳と狐の尻尾を生やした妖狐が現れたのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ