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劉備軍、飲食店で働くとのこと

書いた話が溜まりましたのでしばらくの間、歌姫達の義兄と同時投稿します

桃香の夢である平和な国を作るため元悟空である一刀と共に旅を続ける一行


そして現在彼らは┅


桃香「いらっしゃいませ~♪」


飲食店で働いていた。


鈴々「もう鈴々接客は飽きたのだ! 何でこんなことをしなくちゃならないのだ?」


愛紗「お前が原因だろう! 文句言わずに働け!」


そう。実は数時間前、桃香達が働いている飲食店にて大食いチャレンジが行われており勝てば賞金がもらえるというので大食い自慢である鈴々が挑んだのだが終盤、鈴々がトイレに行ってしまい時間切れとなったため、食べた分働いて返さなければならなくなったのだ。


朱里「頑張りましょうよ鈴々ちゃん」


雛里「あの一刀さんですら文句言ってないんですから」


そう。一刀は店の外で呼び込みをやっていた。


愛紗「まぁ、これも鍛練の一つだと思って働け」


と、その時!


桃香「きゃあっ!?」


男「えへへっ♪」


客の一人が桃香の尻を触った。


愛紗「貴様、一体どういうことだ!」


ぐいっ!


接客中だというのに桃香を傷つけられた怒りからか愛紗が男の胸ぐらを引っ張ると


男「えっ!? この店は食べれば店の女の子を好きに触っていいって聞いたんだけど!?」


愛紗「そんなわけあるか! 誰がそのような戯れ言を┅」


だが愛紗は一つ心当たりがあり、店の外へ行ってみると


一刀「へいっ、そこのお兄さん! うちの店で飲み食いしていかない? 可愛い子がたくさんいて今なら飲食すれば触り放題ですぜ」


男「マジ!? メシ食ったばかりだけど入るぜ!」


一刀「はい。一名様ご入場!」


キャバクラのような呼び込みをする一刀に


ゴッチィーーンッ!!☆ミ


一刀「いたーい!?」


愛紗「お前は何をやっているんだ!」


愛紗の制裁が繰り出された。


一刀「だってこうでもしないと客は入らないわけだし、尻や胸を触られるくらい安いものでしょ」


愛紗「お前は女の体を何だと思っている!」


愛紗が一刀に説教をしていると


一刀「成程。わかったぜ愛紗」


愛紗「何がわかったというのだ?」


すると一刀は


むにゅんっ♪


一刀「俺にしか触らせたくないのなら言ってくれればいいのに♪」


愛紗のおっぱいを揉んでしまい


ブチンッ!!


愛紗「この馬鹿者がぁーっ!!」


ドガバキンッ!!☆ミ


一刀「ぎゃーっ!?」


一刀に物凄い制裁を与えた後


愛紗「こちらはストレス解消となっており、当店で飲食される方はどうぞ好きにお殴りください」


一刀「助けて~!? ぐふっ!?」


一刀を柱にくくりつけ、サンドバッグ扱いするのだった。


その後


店主「ご苦労さん、もう帰っていいよ」


鈴々「やっと解放されたのだ」


店主から許してもらい、ようやく桃香達は解放された。


一刀「フッ、俺のイケメン顔を犠牲にしたかいがあったってもんだぜ」


ボロッ!


一刀の顔もボコボコにされたのだった。


店主「そういえば皆さんはどちらに向かわれるんです?」


桃香「この先にある幽州の国です。そこに私の知り合いがいるんです」


そう。桃香達は幽州にいるという桃香の知り合いに会おうとしていたのだが


店主「幽州ですか!? それはやめた方がいいですよ!?」


桃香「何故です?」


店主「あの国には最近化け物が出たと噂になっているんです。おかげでこちらも国の手前で商売しているんで」


店主から話を聞いた桃香は


桃香「みんな、どう思う?」


皆で円陣を組んで話し合うと


愛紗「恐らく妖怪の仕業でしょう」


鈴々「なら鈴々達の出番なのだ!」


朱里「相手が妖怪ならそうですよね」


雛里「頑張りましょう」


皆の意見を聞き、妖怪退治することに決め


桃香「よ~し、それじゃあ幽州に行こう!」


化け物が現れると聞いておきながら妖怪退治のため幽州に向かう桃香達であったが


一刀「いってらっしゃ~い!」


ただ一人、一刀が残ろうとしたため


ガシィッ!


愛紗「お前もついて来るのだ!」


一刀「やっぱり┅!?」


一刀を引きずる愛紗であった。


その後


桃香「着いた!」


桃香達は無事に幽州にたどり着いたのだが


人「うぅっ┅、食べ物をくれ」


人「腹減った┅!?」


町の人々は皆、腹を空かしているようであった。


一刀「おいおい、町の人が空腹だなんてどうなってるんだよ!?」


桃香「変だなぁ、ぱいぱいちゃんのことだから領民に優しくしてるはずなのに」


桃香がそう言った直後


一刀「ぱいぱい! 桃香の知り合いはぱいぱいって言うのか!」


桃香「う┅うん。そうだけど┅!?」


急に一刀が興奮すると


一刀「みんな、何をもたもたしてるんだ! 早く領主の屋敷に行こうぜ!」


バビュンッ!!


一刀はそのまま走り去っていった。


朱里「どうしたんでしょう?」


愛紗「絶対下心があるな」


その通りであった。


一刀「(名は体を表すという。ぱいぱいという名前ならきっと巨乳、いや爆乳に違いない!)」


ところが


桃香「あれ? 本当にぱいぱいって名前だったっけ?」


と、頭に?を浮かべる桃香であった。


その後


白蓮「よく来たな桃香」


桃香達は何とか領主の屋敷に着き、公孫賛こと白蓮(ぱいれん)に出会ったのだが


桃香「久し振りだねぱいぱいちゃん!」


白蓮「白蓮だ! 友達の真名くらい覚えてくれ」


桃香「ごめ~ん」


二人が親しげな会話をするなか


がくーんっ!!


白蓮「ところであの男はどうしたんだ?」


愛紗「いつものことですからほっといてくれて結構です」


ぱいぱいという名が桃香の記憶違いであることを知り、更に白蓮が並乳であったことにショックを受け項垂れる一刀を無視し


桃香「それより白蓮ちゃん、この国に化け物が現れるって聞いたけど!?」


桃香が本題を聞いてみると


白蓮「あぁ、そいつは数週間くらい前から突然やって来て食い物を寄越せと言ってな、もちろん私は戦ったがその化け物が思っていたより強く私は条件をのむしかなかった。しかし、化け物は一度食べた食べ物には手を触れず、次々と新しい料理を求めてきて断れば暴れるということさ」


次々と新しい料理を求めるとはずいぶん贅沢な化け物である。


桃香「白蓮ちゃん、化け物退治なら私も手伝うよ!」


白蓮「本当か! それは頼もしい┅」


桃香が手伝ってくれると聞いて喜ぶ白蓮であったが


?「伯珪(はくけい)殿、そのような者達を信用してよろしいのですかな」


突然声が聞こえてくると


バァンッ!!


二本の刃がついた赤い槍を持ち、白い服を着て髪が水色の女が現れた。


ちなみに伯珪とは白蓮の(あざな)であり、愛紗なら雲長(うんちょう)である。


愛紗「誰だお前!」


趙雲(ちょううん)「我が名は趙雲。伯珪殿の元で客将をやっている者だ」


客将とは主従関係を結んでいない武将のことである。簡単に言うと一時的な仲間である。


白蓮「すまないな、こいつは趙雲といってうちに雇われているんだが最近機嫌が悪くてな」


趙雲「当然ですとも! 民達が苦しんでいると聞くから私の秘蔵メンマを化け物に食わせたというのに化け物ときたら『こんなの食えるか!』と言って捨てたのですぞ! メンマの怨み、是非はらしてやる!」


メンマのためだけに化け物と戦う趙雲


白蓮「落ち着け趙雲、たかがメンマのためだけに化け物と戦うだなんて┅!?」


趙雲「伯珪殿、何をおっしゃられるか! メンマは私にとって命の次、いや、命よりも大事なもの! それを馬鹿にするとはあの豚め、許せぬ!」


桃香「豚? 化け物って豚さんなんですか?」


白蓮「あぁ、化け物が自分で言ったんだよ。『今度の料理はこの猪八戒様が食べたことのない料理を用意するんだブヒ!』ってな」


どうやら妖怪の正体は猪八戒らしい


すると


一刀「フッ、食い意地がはった豚が化け物の正体ならば相手をするのは容易い。俺がそいつを退治してくれよう!」


白蓮「本当か!?」


桃香「(何だか怪しいなぁ)」


いつもは妖怪相手なら美女でなければ逃げるという一刀の様子がおかしいことを察する桃香


その考えは合っており


一刀「あぁ、その代わり退治したら┅」


ビシッ!


一刀「趙雲さん、あんたの下着をもらうぜ!」


真面目な顔で趙雲を指さす一刀


桃香「(やっぱり下心があったんだ)」


愛紗「何を言うかこの変態! そんな条件がのめるわけが┅!」


誰もが趙雲は断ると思うなか


趙雲「よかろう。見事退治したのなら私の下着をあげようではないか」


何と!? 趙雲は了承してしまった!?


朱里「はわわっ!?」


雛里「あわわっ!?」


愛紗「何を考えているんだ趙雲!?」


趙雲「下着一つで化け物を退治されるのなら安いものであろう」


恥じらいがない趙雲


白蓮「下着ったって、お前┅!?」


趙雲「伯珪殿、静かに!」


一刀「交渉成立だな! 八戒退治は俺に任せとけ!」


下着のためだけに燃える一刀であった。


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