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一刀、天国のような接待を受けるのこと

とある村に寄った桃香達


その村では妖怪が美女を皆殺しにして村を襲い、退治しに行った男達が戻ってこないという事件が発生しており、妖怪相手ということでほっとけない桃香は一刀を向かわせようとするも恐怖のあまり一刀は逃亡を企むが相手の妖怪が絶世の美女だと聞いた瞬間、態度を豹変させて向かうことにした。


そして桃香一行は妖怪退治に山に向かったのだが山に入ってまもなくして霧が発生し、霧が晴れた頃には一刀の姿が消えており、一刀は爆乳美女の城にたどり着いていた。


一刀「(も┅物凄い爆乳、いや、超乳の持ち主ではないか!? こいつは想像以上だぜ!?)」


ぶるるんっ♪


先程から超乳美女のおっぱいに目が釘付けな一刀


一刀「(大玉のスイカが入りそうなブラのサイズだな、推定OカップかPカップか┅)」


もはやそのサイズは漫画やゲームの世界くらいしかないであろう


超乳美女「あのぅ、先程から何処を見ておられます?」


一刀の目線に気付いた超乳美女が聞いてくると


一刀「い┅いや、あなたの見事なおっぱいに見とれてたんです!」


一刀はつい正直に答えてしまった。


一刀「(しまったーっ!?)」


これが愛紗ならば半殺しの目に遭わされていたであろうが


超乳美女「あらあら、面白い御方ですね」


超乳美女は一刀に暴行を与えず笑うだけであった。


超乳美女「さぁさぁ、このような場所で立ち話も何ですから中へどうぞ」


いつまでも門のところで話をしているわけにもいかず、超乳美女は一刀を城の中へ案内した。


一刀「ありがとうございます。えぇと┅」


そういえばまだ名前を聞いていなかったことを一刀が思い出すと


白美太夫「申し遅れました。わたくしは白美(はくび)太夫(だゆう)と申します」


一刀「お┅俺は一刀です!」


一刀が妖怪相手にデレている頃


愛紗「くっ! 一刀は何処へ消えてしまったのだ」


山の中を探し回る桃香達であったが一刀を見つけられずにいた。


桃香「大丈夫だよ。一刀さんなら妖怪を退治してるよ」


鈴々「でもお兄ちゃんのことだから絶対に妖怪の(とりこ)になっているのだ」


こればかりは鈴々が合っていた。


愛紗「全くあいつめ、本来の目的を忘れているのではないだろうな」


本来の目的


それは妖怪の元にたどり着き、拐われた男達を救うことである。


愛紗「そもそもこの山の何処に大勢の男を捕らえるような場所があるというのだ?」


山とはいえ小さな山なため隠れられる場所は限られている。


そんな状況で大勢の人を隠せるわけがないのだが


するとその時だった。


「うぅっ┅!?」


愛紗「何の声だ?」


何処からか声が聞こえ、声が聞こえた先に向かうと


愛紗「これは!?」


バァンッ!!


そこには大きな穴があり


「「「うぅっ┅!?」」」


穴の中には干からびた多数の男がいた。


桃香「これってもしかして拐われた男の人達!?」


朱里「多分そうでしょうね!?」


愛紗「とにかく助けねば!」


とりあえず穴の中に入り


愛紗「大丈夫か!?」


一人の男を抱き起こすと


男「あ┅悪夢だ!?」


桃香「しっかりしてください! 何が起きたんですか!?」


一人の男から事情を聞いてみると


男「よ┅妖怪を退治しに向かった俺達の前にこの世のものとは思えないくらい美しい女が現れてまるで天国のような接待を受けたのだが┅」


そこから先は地獄が待っていた。


男「び┅美女と子作りした瞬間、俺達の精気が吸い取られてしまってこんな姿になってしまったんだ!?」


どうやら妖怪は精気を吸い取るらしい


精気とは自身に宿る気であり、吸い取られ過ぎると若者であっても老人となったり干からびたりする。


桃香「大変だ!? 早く一刀さんを助けないとミイラになっちゃうよ!?」


愛紗「それで妖怪の城は何処だ!」


男「わ┅わからねぇ、ここは干からびた男を捨てるゴミ捨て場だからな」


愛紗「ゴミ捨て場だと!?」


愛紗が驚いた直後


ドサッ!


空から何かが落ちてきた。


それは┅


「うぅっ┅!?」


干からびた男であった。


雛里「あわわ!?」


鈴々「お兄ちゃんも早く助けないと干からびてしまうのだ!?」


愛紗「だが、妖怪の住みかを見つけなければ」


どうにもならないと思われたが


朱里「待ってください。男の人が上から落とされたということは┅」


桃香「そうか! 妖怪の住みかはこの上の方にあるんだね」


愛紗「急ぎましょう!」


桃香達が一刀を救いに動いている頃


当の本人である一刀は


一刀「いやぁ、極楽じゃ♪」


見事な接待を受けて極楽気分であった。


美女「強い人って素敵です」


美女「白美太夫様が喜びますわ」


一刀「がははっ! まぁ、俺より強い奴なんて早々いないからね」


調子に乗る一刀であったが


その幸せも終わりに近づいているようで


白美太夫「一刀様、あちらに布団を敷いておりますのでそろそろわたくしの相手をしてくれませんか」


白美太夫が手を招きながら言うと


一刀「はいはいっ! 行っきま~す!」


一刀は自分から布団が敷いている部屋に入っていき


白美太夫「それでは準備を┅」


しゅるしゅるっ┅


白美太夫が着物の帯を緩めていると


ガシッ!


白美太夫「あらっ?」


一刀「一度やってみたかったんだよね♪」


一刀は着物の帯をつかむと


一刀「よいではないか! よいではないか!」


シュルルーッ!!


白美太夫「あ~れ~!?」


帯を強く引っ張って白美太夫を独楽(こま)のように回転させた。


ぶるるんっ♪


白美太夫「くらく~ら~!?」


そして回転により白美太夫が目を回したところで


一刀「それでは!」


バサッ!!


一刀はいつの間にか全裸になり


一刀「いただきます!」


シュバッ!!


白美太夫目掛けて飛びかかった。


白美太夫「あぁんっ!」


一刀に襲われてしまう白美太夫であったが


白美太夫「(フフフッ、バカな男。自分から精気を吸われに来るだなんてね)」


白美太夫は子作り行為により精気を吸い取る能力を持つことを一刀は知らなかった。


白美太夫「(この男、顔はイマイチだし、精気を吸い取ってミイラにしたらゴミ捨て場に捨ててやるわ)」


と企む白美太夫であったが


白美太夫「(な┅何よこの男!?)」


一刀は精力だけならかなりのものであり、並の男ならミイラになってしまうような吸引力でも一刀には全く変化が起きなかった。


白美太夫「(こんな男、初めてよ。決めたわ!)」


白美太夫が何かを決めるが


一刀「それでは第二ラウンドといきましょう!」


一刀が構わず子作りをしようとするので


白美太夫「ちょっとお待ちなさい」


パンパンッ!


白美太夫は手を叩くと


ずんずんっ!


ガシッ!


一刀「へっ?」


突然屈強な男達が現れ、一刀を捕らえると


白美太夫「その者は宝物庫(ほうもつこ)に入れておきなさい」


屈強な男「「ヘイッ!」」


白美太夫は屈強な男達に命じて一刀を何処かへ連れていった。


一刀「ちょっと白美太夫さん!? これからがもっと楽しくなるんですよ!?」


一刀は必死で叫ぶが白美太夫は聞く耳を持たず


屈強な男「ここにいろ!」


一刀「ぎゃんっ!?」


一刀は裸のまま宝物庫に閉じ込められてしまった。


一刀「ふざけるな! こんなとこに閉じ込めないで子作りさせろ!」


閉じ込められた一刀が叫ぶと


「おい、誰か入れられたのか?」


一刀「んっ?」


宝物庫の奥の方から声が聞こえ、奥の方には┅


バァンッ!


少数であるがイケメンがいた。


彼らは一度は白美太夫と子作りさせられたものの、イケメンという理由だけで精気を吸い取られず閉じ込められた者達である。


一刀「な┅何だよお前らは!?」


イケメン「あんたも閉じ込められたのか!? なら早く逃げた方がいい」


一刀「何でだよ! ここは子作りできるし、天国じゃないか!」


イケメン「馬鹿! あんたはあいつの正体を知ってもその気になれるのか!?」


一刀「白美太夫の正体だと?」


果たして白美太夫の正体とは!?


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