表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

謀反

ふたたび、わが国でコロナの話題がマスコミで頻繁に出まわり始めた。


中ノ国の鎖国から3週間が過ぎたころだった。


だが、その内容と言えば例のごとく、専門家とやらが日常事項についての解説。


「マスクに手洗い、うがい、あとワクチン接種」の繰り返し。


最後にはそのお願い、だけであった。


死者数が増えていることに関しては、


ワクチン接種から時間が過ぎて免疫力が低下したためだろう、


と話すのみで以前とまったく変わりなかった。


ただ、きっとどの国も同じことだろうと、国民も解説を眺めながら思っていた。



---これは、ほんとうに危険なことですよ。


---みなさんも、ずっと違和感を抱いていたはずですが。


---その結果が、これです。



わが国と親密な関係であったはずの米ノ国はすでにウイルスに隠された真実を知っていた。


新種のワクチンの開発も進んでおり、近日中にまずは要人たち、


次に国民たちへと、接種を開始する予定となっていた。


ただ、公に発表されたのは追加ワクチン接種との説明のみで、


それを新たなウイルスに対するワクチンとは伝えなかった。



---なぜだか、わかりますか?



米ノ国と中ノ国は密かに何度も連絡を取り合っていた。


確かにニュースとして、二国が連絡を取り合っているとの情報が流れた。


だが、どの国も表面的な外交上のやり取りにすぎない、と流して見ていた。


二国は基本的に考え方が真反対。歩み寄る要素がない、と。


しかし、最終的に両国は手を結んだのだった。



---どうして、と疑問を持っているかもしれませんね。


---でも、これはむしろ簡単な理屈だったのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ