表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

力の始まり

主人公の順応性は高めです

時は闉摣中学2年の夏


「雅人〜、もう7時よー、起きなさい!」


母にそう言われ開けられた窓から照らされる朝日の追い撃ちにより身体を起こす雅人


「うぅーん... もう少し寝たいよぉ〜」


「遅刻なんて絶対に出来ないんだからね!分かってる?お母さんはお皿並べてくるから台所行くわよ、ちゃんと起きてきなさい」


「ん〜」


うん、とすら言いたくなくなった雅人は奇妙な返事を返した


そして不意に


ヴゥゥン


近未来的な音のするおもちゃなど買った覚えがないと不思議に思いながら雅人は目を開けた


すると目の前に空中に投影された平面のパネルのようなものが浮かんでいた


「うぉあ!!」


「何かあったの〜?」


そう言い階段を登る音が聞こえた


「ないない、ベットから落ちそうになっただけー!」


なんとか誤魔化そうと必死に母に弁明する雅人


「なんだこれ!?ステータスウィンドウみたいな...僕頭おかしくなってないよね?まあ面白いから中身ぐらい見るか…どれどれ?」


Status

Lv1


HP:80/80


MP:36/35


ATK:20


VIT:40


skill

law of cause and effect operation


「??スキルが因果の法則を手術?...あ!因果の確率を弄れるって事かな!? やっば、鳥肌立ってきた!!」


昔から因果などの関係するトンデモ論者の話が好きな雅人には直ぐに順応性を示すことが出来た


「前から妄想してた案がいっぱいあったんだよな〜...やるだけタダだし、もうやってみようかな?でもどうやってやるんだろ?」


とりあえずものは試しだとばかりに思いついた方法で確率をいじろうとする雅人


「うーん、たしかこの引き出しに小学生の頃使ったサイコロが...」


引き出しから正十二面体のサイコロを取り出す


「よっしゃ!早速サイコロ回すか!7が出たらいい日になりそうだから7で!」


《改変します》


それが雅人の能力を証明する通知だった


(ポイッ、コロコロ...カタン、カタン、カタ、コロ)


「...まぐれかな?なんか聞こえたし...何回かやってみよう」


「次は5!いけぇ!」


(コロコロ、カタン)


5が出た、いや出てしまった

その後雅人は何十回か試したが全てが100%思い通りになった


満足した頃


「す...げえ」


その瞬間はその言葉しか発せなかった


そして能力を大体理解出来た雅人は


「えっと、最初に僕の体内にある有害な菌や物質が全て1時間以内に体外に出るように確率を改変!」


《改変します》


早速順応し使いこなし始めた、が

健康第一の健康オタクは着眼点が特殊なようだった


「テロメアの供給が可能になるがん細胞のようで正常に働く細胞になる確率を突然変異で全身そうなるように改変!」


《改変します》


「ふふふ、これで永遠に生きれるぜ!」


少しドライな雅人にはボッチになろうが怖いものはない人間関係など新しく作れば良いだけの事、研究対象などの物騒な話は日本では当分考えられないと見ている


「肌が陶器のような白さになるように毛細血管にいく血液の確率を細胞の活動が問題なくできるように改変!」


《改変します》


「メラニンの精製細胞が生まれる確率を改変!」


《改変します》


「よし、これで日に焼けない!」


女子力の高い1面もある


「DNAが紫外線で突然変異しないように、改変した確率以外に変異しないように確率を改変!」


《改変します》


「へっへ〜これでがんにならない〜」


少しテンションが上がりすぎて人格が変わりつつあるようだ


「極めつけは〜脳のシナプスが構築する記憶回路を短期記憶しか維持しないものを全て長期記憶になるように脳を改変〜!!」


《改変します》


「おぉ〜この完全記憶能力でテスト満点取れる〜!!!」


「早く降りてきなさい!!!!」


「あ、はい!」


雅人は少し遊びすぎて少なくない時間が経ってしまった



そろそろ支度も終わり学校へ向かうため登校しようとする頃、母以外人がいないはずだが他の女性の声が聞こえた


「まーちゃん!この私がやって参りましたよ〜(笑)」


雅人「あ〜!奏!ちょっと遠回りなのに毎朝よく来れるね〜」


藤堂 奏

幼稚園の頃からの腐れ縁である彼女はとても人に好かれそうな気持ちの良い声で言った

だが、まだ確証もないのでステータスウィンドウの話はしない


「だって一緒に登校する人他にいないし〜、さ!いこいこ!」


「うい〜」


「しっかし、まーちゃん相変わらず女子顔負けの可愛い顔やね〜」


そう言い奏は顔をニヤつかせながらかっている


雅人「うっさいうっさーい!なんだよこの顔若干コンプレックスに近いもの抱いてんだよ〜」


そう言雅人は力ない動きで歩く


「え!この前Twiterで顔晒ししてフォロワー300から5kぐらいになってたじゃん!」


奏からの容赦ない一言


「ぐっ...だって友達が有名人でもあるまいし顔ぐらい出しても良くね?とか言うから、そしたら一気にフォロワーになった人とかコメントに女の子ですか?とか他にも出会い厨みたいな言葉も来て...」


「えー、でも有名人になったからYouTuberとか色々将来稼ぐ手段増えたと思えば!」


アンチの怖さを知らない平和な民が呑気な言葉を紡ぐ


「他人事だと思って...」


「ほら!そんな事言ってる間に学校着いたよ、有名人さん」


「うっさいなー、覚えてろよ〜!」


「...なんか雑魚そうな台詞(笑)」


「きぃーー!」


地団駄を踏む雅人


「ま、まあ学校着いたから、ね?」


「うぬぅ、また後でね」


「ハイハイ、また後で!」

思いつきですが次から学校へ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ