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ブレイク・マイ・ハート  作者: 時雨 茉莉花
2/6

朝と妹と俺

まだまだ未熟ですが頑張ります。

指摘、評価など書いて頂けると幸いです。


Characters

涼風(すずかぜ) (りょう)

涼風(すずかぜ) 莉子(りこ)


 翌日の朝、時刻は六時半。


「おにぃー!おっきろーー!」

「ぐふぅ!?」


 いつも通り、妹の莉子が起こしに来てくれる。

 ....飛び膝蹴りで––––。


「おにぃ、起きたぁ?」

「当たり前だ、朝からあんな起こし方されたら誰だって起きるわ!」

「へへーん!」


 なぜか莉子は『へへーん』などと偉そうにしている。


「おい、褒めてないからな!」

「ええっ!?」


 今ので、なぜ褒めて貰ったと思うのかは世界中どこを回っても分からないだろう。

 そんな事をしていると五分ほど時間が経っていた。


「ほら、莉子そろそろ下に行くぞ」

「はぁーい」


 家は二階建てでかなり広い、というのもうちの母親と父親共に大手企業会社の社長なのである。

 そんな中昨年、『海外に進出する』などと言いだし両親揃って海外に行ってしまったのだ、俺たちが生活に困る事のないように毎月銀行にお金を振り込んでくれているのだが、その量が膨大すぎる....父さん、母さん....このお金どうやって使えと....?


「おにぃー、早くー!」

「おう!今行くぞー!」


 階段を降りリビングにつながるドアの前に立つと何やらいい匂いがしてくる。

 ドアを開けるとテーブルには美味しそうな食事が並んでいた。

 いい焼き加減のパンにコーンスープ、目玉焼きにコーヒーが並んでいる、一見普通の朝の食事に見える、だが何をしたのかは知らない....けれどこれがとんでもなくうまいのだ。


「いつもありがとうな、莉子」

「へへーん!当然だよっ!」


 妹の莉子は中学三年ながらとても料理が上手い、兄としても感心だ。

 天然さえ無ければ完璧なんだがな....。


「どうしたの、おにぃー?」

「いや、なんでもないよ」


 美味しい朝ご飯を食べ終える。


「ごちそうさま、今日も美味しかったよ」

「お皿はお兄ちゃんが洗っとくからね」

「うん!ありがとーおにぃ!」


 皿を洗い、顔を洗って、歯を磨き、制服に着替えて、身支度を済ませて。

 さてと、そろそろ学校に行く時間だ....。

 俺は玄関の扉を開け学校へ向かった。


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