束の間の休息
・神
・ルナティック
・マスター
・達人
・上級
・その他
強い順に並べたんだが判断基準はテストの結果次第だ。正式な試験を受け初めて認定される。
おおよその目安として、神は実現不可能レベル。あらゆる生き物を屠ることが出来るレベルだ。個人的には親父が神レベルだったんじゃないかと思うがそれは身内びいきというものだろう。
過去から現在に至る歴史で神に到達出来た人類はいないとされている。
次にルナティックだが、人類が到達出来る実質上の極限レベルと言われている。
おそらくだがシュプラグリスはこのレベルに到達しているだろう。俺と親父もこのレベルだと信じたい。
空陸海のどんな生物にも対応できるとされている。
次にマスターだ、二回戦で戦った相手はおそらくマスターか達人クラスだっただろう。
マスタークラスになると一般人はおろか、後述する達人でも勝つことは難しい。
とにかく多彩な技を持ってる人が多いのが特徴だろうか。その技で俺もかなり苦しめられた。
次に達人だ、このクラスは自分独自の技を磨き上げた者達が多いと聞く。
一回戦の修羅リスは達人だったんだろうな。まだまだ若い事もあって十分伸びしろがあったから数年後にはマスタークラスになれるだろう。
最後に上級とその他クラスがいるんだが、このクラスの奴らはこの大会にすら出場することが出来ない。
この大会の最低出場条件は達人クラス以上しか通れない洞窟を通過しないといけないからだ。
「勿論俺も通ったぞ? 本当だからな!」
どこかから声が聴こえた気がしたので一応弁明をしておく。
試合も中盤が過ぎ、決勝戦までは残り一戦だ。
控室のモニターには次の対戦相手が戦おうとしていた。
「このどちらかが準決勝の相手か……」
しかし、先程の老人以上の相手はもはやシュプラグリスと俺以外にはいないようだ。
試合をモニターで観戦しながらそんなことを思う。
「あー退屈だな」
あまりにも暇なのでゴロンと寝転び始めることにした。
その時、控室の静寂を破ったのは控えめなノックだった。
「コンコンコン」
規則正しいノックが三回響いたあと、ドアノブがガチャリと開かれた。一体誰だろうか。
まさかのシュプラグリスか? 俺がそう思っていると「失礼するわよ」という女の声が聴こえた。
「女の入室は禁止でーす」
茶化して女に対して声を掛ける。高く美しい声を聞いた時に顔を見なくても誰なのかがわかったからだ。




