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猫課長( ΦωΦ )  作者: 櫻木サヱ


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14/15

課長らしさ

夜20時。

加藤課長は自宅に帰宅。

会社では威厳たっぷりの青い瞳、背筋ピン、前足(※想像)も完璧だった。

しかし、自宅では少し表情が柔らかくなる。


部屋のドアを開けると、まずはソファの上にジャンプ。

(やはりこの高さは余裕だ…)

軽やかに着地。

床に散らばった書類やペンに目をやると、いきなり一つのペンを前足でチョイッと触る。

まるで遊んでいるかのようだが、本人は真剣に「位置を整えただけ」と心の中で言い張る。


次にキッチン。

缶詰を開ける音に、思わず耳がピクリ。

(食事の準備が始まったな…)

床に置かれたフードボウルに目をやる。

威厳は崩さないが、目の奥にちょっとした期待感がちらり。


テレビをつけると、猫番組が流れていた。

加藤課長(心の声:フム…あの動きは効率的ではない)

しかし、目を細めて見入ってしまう。

本人は「参考資料」と称しているが、正直可愛い動きに思わずクスッとしてしまう。


午後、ソファで毛づくろい。

背中を丸め、前足で顔をチョイチョイ。

完璧に猫らしい仕草だが、課長の心の中では「体のメンテナンス」と冷静に分析。

部下たちには絶対に見せられないギャップである。


夜の読書タイム。

書類や本を前足でちょいっと押して位置を整える。

(やはり整理整頓は仕事の基本…)

しかし、手の先の毛がフワッと揺れる瞬間、思わず可愛い姿になってしまう。

もちろん、自覚なし。あくまで“効率のため”だ。


ベッドに入る前、窓辺で外を見つめる。

月明かりに照らされ、背筋はピンと伸びる。

その姿はまるで会社の威厳そのままだが、寝る前に軽く伸びをすると、ふわっと柔らかい印象に。

このギャップを誰かに見られたら、きっと萌え悶えるに違いない。


最後に布団に潜り込み、丸まる。

前足をチョイっと折り、顔を丸める。

(今日も部下たちが無事に仕事をこなした…よし、明日も頑張らねば…)

猫らしいポーズで、威厳ある課長の一日は静かに終わる。


――加藤課長、家では完全に猫らしい姿も見せつつ、仕事モードとのギャップで尊さ倍増。

誰にも見せないその日常こそ、真の可愛さの源泉である。


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