表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫課長( ΦωΦ )  作者: 櫻木サヱ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/15

波乱万丈☆

朝8時45分。

加藤課長はオフィスのドアを押し開ける。今日も部下たちの出勤状況を確認するのが日課だ。

(皆、まだ眠そうだな…)

威厳を保つため、視線は鋭く、背筋はピンと伸びている。

尾(※想像)はわずかに揺れるが、それもまた自然だ。


部下の佐伯が書類を整理している。

加藤課長(心の声:手際は悪くない。だが目線はどこを見ている…?)

ちらっと見られても、課長は何も感じない。あくまで仕事に集中しているだけだ。


山根がコーヒーを淹れる香りが漂う。

加藤課長(心の声:香りの調整は悪くない。業務に支障はない)

可愛いなんて思う余地は皆無。すべては効率的判断だ。


朝のプリンタ前。

加藤課長は資料をコピーしようとするが、紙詰まりが発生。

無言で直す手さばきは、しなやかで猫のように敏捷。

部下A(心の声:課長、ちょっと猫っぽい…!)

加藤課長は気づかない。あくまで作業効率のための動きだ。


午前の会議。

資料を前に前足をちょいっと動かす。

人間から見れば可愛い動きだろうが、課長にとっては業務の一部。

心の中は仕事の進行と部下の理解度のみ。

部下たちは息を呑み、心の中で叫ぶ。

(可愛い…威厳もある…反則…!)

加藤課長は気づかず、淡々と説明を続ける。


昼休み。

誰かのポテチ袋の匂いが漂う。

加藤課長(心の声:…誘惑か。しかし午後の会議に集中せねば)

一瞬目を細めるが、すぐ仕事に戻る。

部下C(心の声:やばい、課長微妙に可愛い…!)

加藤課長は無自覚。あくまで集中しているだけだ。


昼礼中。

ペンが転がり、課長の前に。

無意識に前足でキャッチ。

部下D(心の声:なんでそんな猫っぽく…!!)

加藤課長「注意一秒、怪我一生だ」

威厳を保ちつつ、可愛さは部下だけが感じる現象。


午後の外回り。

新人・田中あかりが同行する。

歩き方は猫のようにしなやかで、背筋はまっすぐ。

あかり(心の声:課長…完璧で猫っぽくて尊い…!)

加藤課長は気づかない。

ただ、顧客対応を完璧に行うことしか頭にない。


顧客先で書類を落としそうになったあかり。

加藤課長は素早くキャッチ。

あかり(心の声:可愛い…でも威厳も…尊い…!)

課長の目は常に仕事モード。可愛さの自覚はゼロ。


帰社後。

フロアで書類整理。

前足(※想像)をちょいっと動かす仕草も自然だ。

部下たちはその動きに心の中で悶絶。

加藤課長(心の声:明日も部下がしっかり働けるように…)

可愛さなど微塵も考えていない。


退社前。

フロアを一周し、全員の進捗をチェック。

(今日も全員よくやった…うむ)

胸を張り、オフィスを後にする。

部下たちはほのかに笑いながら、心の中で加藤課長を尊敬しつつ萌えている。


――威厳とギリギリ可愛さの加藤課長。

今日も職場は平和で、部下たちの心はほっこりと満たされたままだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ