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猫課長( ΦωΦ )  作者: 櫻木サヱ


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11/15

課長とやすらぎ

夕方17時。

営業部フロアは一日の仕事が終わり、少しずつ静かになってきた。


部下A「ふぅ…今日も無事終わった…」

部下B「でも課長の動きで、心がなんかほわっとした…」


その頃、加藤課長はデスクで書類の最終確認中。

青い瞳は真剣そのもの。

…のはずなのに、前足の置き方や、座り方の仕草が絶妙に猫らしい。


部下C(心の声:あれ…課長、威厳あるのにちょっと丸くなってる…可愛い…!)

部下D(心の声:でも絶対本人は自覚してない…!そこが尊い…!!)


加藤課長は書類を片付けると、ふと窓の外を見やる。

夕日が差し込み、フロアの隅々を黄金色に染める。


加藤課長(今日はよく頑張ったな…部下も成長している…うむ)

心の中で、自分が可愛いだなんて思うことはない。

ただ、仕事を完璧にこなした満足感に満ちているだけだ。


しかし部下たちは違った。


部下A「課長…今日も完璧だった…」

部下B「でも…あの後ろ姿、ほんと猫っぽくて…」

部下C「威厳あるのに…可愛い…やばい…」


加藤課長は気づかず、デスクの椅子に座り直す。

その背中に、ふわっとした毛並みが揺れる…

誰もが思わず目を奪われる、見えない可愛さ。


部下たちはこっそりため息をつく。


(課長…完璧すぎる…でも可愛い…!)

(威厳と可愛さのバランス、反則だ…!)


加藤課長は資料を片付け終えると、静かに立ち上がる。

フロアに軽やかな足音が響く。

時折、椅子や書類の隙間にちょいっと前足をかけるしぐさ。

完璧な猫課長の締めくくり。


部下たちは思う。


(今日も癒された…

威厳ある課長に叱られつつも、心はほっこり…

あぁ…猫課長…やっぱ最強…!)


加藤課長はその全てを知らず、ただ静かに退社する。


加藤課長(明日も部下がしっかり仕事をこなせるよう、しっかり指導せねば…)

心の中は仕事モード全開。

可愛さなんて微塵も気づかない。


フロアには、ほのかな笑い声と、心の中で課長を見守る部下たちの尊い思いだけが残った。


――加藤課長の一日、完璧に終了。


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