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猫課長( ΦωΦ )  作者: 櫻木サヱ


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10/15

課長と新人ちゃん

月曜日の朝。

営業部に新人・田中あかりがやってきた。

まだ入社3日目、緊張で胸がいっぱいだ。


部長「新人さん、今日から加藤課長のサポートだ」


あかり「は、はい…!」


加藤課長はすでにデスクに座っている。

青い瞳で資料をチェック中。

威厳しかない。

…のだが、歩き方はどこか猫っぽくしなやか。


あかり(心の声:か、課長…ただ者じゃない…でもなんか…かわいい…?)


課長「田中、まずは今日の顧客リストを整理しておけ」


あかり「か、課長!」


しかし、その瞬間、加藤課長のしっぽ(※想像)が資料に触れてフワッと揺れる。


あかり(心の声:しっぽ…動いた…!?や、やばい可愛い…集中しなきゃ…!)


加藤課長は何事もなかったように、資料を前足でちょいと押す。

その仕草にあかりは息を呑む。


あかり「…す、すごい…なんだか資料が整理されてる…!」


加藤課長「当然だ。基礎がなっていれば誰でもできる」


あかり(心の声:いやいや…課長が猫すぎて、何言ってるか頭に入らない…!)


午後、顧客訪問の準備で2人は社外へ。


加藤課長は颯爽と歩く。

その歩き方は猫のようにしなやかで、でも背筋はピンと伸びている。


あかり(心の声:歩き方…絶対猫だ…でもカッコいい…!)


外回り中、書類を落としそうになったあかり。

加藤課長は素早く前足を伸ばし、資料をキャッチ。


あかり「わっ…課長…!」

心の中で叫ぶ。

(可愛い…いや、威厳もある…なんだこの生き物…!)


加藤課長「注意一秒、怪我一生だ。常に慎重に行動すること」


あかり「は、はい…!」

(心の声:課長…完璧すぎて、尊すぎて…頭がパンクする…!)


その後、顧客先で加藤課長は、威厳を保ちながらも時折ヒゲをピクッと動かし、資料にちょいっと触れる仕草を見せる。

誰も気づかない、しかしあかりは完全にノックアウトされる。


帰社後、あかりはフラフラになりながら席に着く。


部下A「新人ちゃん、今日どうだった?」

あかり「課長…完璧で…可愛くて…尊すぎました…!」

部下B「いやいや…威厳ある猫課長だぞ…」

あかり「でも…やっぱ猫…!!」


加藤課長は、そんなことは微塵も知らず、静かに書類を整理している。


加藤課長(今日も部下がしっかり仕事を理解した。よし…)

威厳ある猫課長、今日も大成功である。

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