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ガールズクロスライン 第5話(朝) 路地裏と星の艦隊

朝と夜

二つの時間を行き来する物語「ガールズクロスライン」第5話です。

今回は、路地裏での無邪気な笑顔と、山岳都市に降り注ぐ星の艦隊が舞台です。


 夏の朝の光が路地裏を金色に染めていた。緑の葉が陽を浴びてざわめき、小さな水たまりには青空が映り込む。蝉の声が響く中で、彼女は突然立ち止まり、こちらに身を寄せてきた。


「ねえ、見て。この路地、まるで舞台の花道みたいじゃない?」


 彼女は笑いながらピースサインを突き出す。

「わたしが主演で、あなたが相棒。観客は、ほら——夏の光全部」


 その無邪気な宣言に、思わず息を呑んだ。

 狭い路地裏が一瞬で特別な舞台に変わり、光と影のすべてが彼女を照らす照明のように感じられる。

「次のシーンは、もっと大きなポーズでいこうよ」

 ウィンクと共に放たれた声は、夏空に吸い込まれるほど鮮やかだった。


挿絵(By みてみん)

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